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最新記事

その街のこども

つい最近渋谷の本屋に立ち寄ったときにパンフレットが置いてあって知りました。

この映画は2010年1月17日にNHKで放送された「その街のこども」をリニューアルして劇場版に仕上げた作品とのことです。
昨年放送されたテレビのほうは、僕も見ました。
ブログで感想でも書こうかと思いましけど、その時はなぜか手がとまり書けませんでした。

今の神戸は街を歩いた限りでは、地震の傷跡はほとんど見当たらなくなりました。
しいていえば、新しすぎる道や公園そして建物を見ることで、その傷跡を思い出すことくらいでしょうか。
でもまだまだ人々の心の傷は残っています。
当時の全国そして世界中からの支援は感謝してもしきれないくらいです。
ただそれでもやっぱり、僕のまわりの人達のなかだけでも、親戚知人親を失った人、地震で潰れた家の建て替えの費用がだせず土地を売って移転してしまった人、都市計画道路や公園を防災という名目でつくるために移転させられた人、そして建て替えのためのローンで苦しんでいる人など、そういう例をあげればきりがないですけど、まだまだそういう方々がたくさんいたりします。
でもそれは外からは見えません。
そこに住む人たちはまちを歩き、海を眺め山を見る。そして海で遊び山にのぼる。
でもそれだけでは満ち足りないなにかがあるのも事実です。
僕はこのドラマを見ていてそんなことを思いだしました。

公式HP
http://sonomachi.com/

追記:
その街のこども 劇場版
https://eiga.com/movie/55723/

路上観察展に行ってみる

すでに展覧会がおわってから、3週間くらいがたってしまいましたが、以前にもすこし紹介した東京オペラシティで開催されていた「藤森建築と路上観察展」をみてきたのですが、なんと言っていいやらいいにくいのですが、個人的にはすごく癒されるという感じの展覧会だったなあと。

まずは靴をぬいで場内へ入るというふつうの展覧会ではなかなかお目にかかれない入口をぬけると一気にくつろぎモードにはいり、入口そばのすみっこのほうにあったコーナーでNHKの番組で放映された”高過庵のドキュメンタリー”などを見てほんわか気分になりつつ、さらにその奥にあった藤森さんたちが会場内でつくった小屋らしきもののなかで流されていた路上観察の成果というか映像をたんたんとビデオ上映で流しているコーナーでは、まるでタモリ倶楽部を見ているように(笑)、自分もそうだったのですが、みんなでくすくすと笑いながら見るというのが、なかなかよい感じで、これまでの建築系の展覧会にはなかった雰囲気がやはり印象的でした。

そして、さらに途中にあった大きな建築都市模型(藤森さんの終末思想をあらわしたような模型だったかも)のはしっこにあったくずれた東京タワーはなんだったのだろうと思いつつ、なにか考えさせられるつつも・・・、そのあとのゆるい感じの路上観察の紹介へと続く感じは、見せたいものをばーとみせてから、ゆっくりとという感じは、なにかいろんな意味で参考になるなあという感じでした。

あと、これは余談ですが、路上観察学会のメンバーといえば有名な方々が多いのですが、それ以外にも、藤森さんと歌手の小田和正さんとが、同じ大学の建築学科の同級生だったとは・・。ちなみにこのことは展覧会ではそんなことは書いていませんでしたが、建築の専門誌(日経アーキテクチャーです)などでは、ちょうど藤森さんの周辺話題として大々的にとりあげられていたので、有名なお話かもしれませんが、はずかしながら今まで知らなかったことだったし、小田和正さんは昔から大好きなアーティストだったのでちょっと驚いてしまいました。

ということで、すこし話がそれてしまいましたが、またこれらのイベントがあれば、ぜひ参加したいなあと思った展覧会でありイベントだったかもです。

冷たい眼と熱い眼について

今月号(2010年 5月号)のカーサブルータスの巻末エッセイでもある『杉本博司の「空間感」~偏光色』の「第11回 冷たい眼と熱い眼」を最近よんだのですけど、ほんとうに、びっくりしたというか、こんなことをしようとされている人がいて、あんな考えをされていた人がいたとは・・・・という感じでしたよ。

なんというか、わざわざエッセイで書き残されるくらいだろうから、みんながみんな同じことを考えて実行しているわけではないのかもなあと思われ、そんなことを考えると、いろいろと思うところがいっぱいでてきた今日このごろです。。

こんなことをいったらおこがましいですけど、僕自身、だいぶ前から、脳内妄想で、何度も何度も考えてこっそりと書き残していたこともあり、僕自身のカメラの撮影技術的なことはともかく(汗、というより僕自身では考えるだけですけど)、そういうことを、さらりと書かれていたのには、本当にびっくりというかなんというか、僕の脳内をぱっくりひらいて見られたんではないかと思ったくらいでして、そんなこともあり、このエッセイ、何回も読み直してしまいましたよ。

そんな感じですので、気になるかたでもいれば、いろいろと考えさせられることも多いので、一読されることをおすすめしますよ。

The Making of KLIA (KLIA=クアラルンプール国際空港)

黒川紀章氏が設計したことでも知られているマレーシアにあるクアラルンプール国際空港のメイキング本で、空港の計画段階からのコンセプトや計画の経緯の解説にはじまり建設段階のことや完成後の空港の写真やプラン図などクアラルンプール国際空港についてのありとあらゆることが写真やビジュアルを多用してまとめられている本です。

Twitterやってるインテリアショップ(※2023年12月更新)

ちょっと気になりTwitterやってるインテリアショップを調べてみました。

サイドバーで紹介してみようかなとも思いましたが、これからも増えるかもしれないので、とりあえず今のところ気がついたサイトのリンク集を記事にしてみました。

けっこうみなさんやってるんですね。

All About スタイルストア on Twitter
hhstyle.com on Twitter
caina.jp on Twitter
cassina_ixc_jp on Twitter
D&DEPARTMENT TOKYO on Twitter
東急ハンズ on Twitter
Francfranc on Twitter
無印良品 on Twitter
MoMA Design Store on Twitter

おすすめ建築・アート・デザイン系のイベント情報サイト(※2023年12月更新)

僕も参考にしているアート、建築系のイベント情報サイトのリンクなど載せておきたいと思います。
有名なサイトばかりですけど、その道の専門の人たちばかりではなく、ちょっとそういう分野にも興味があるなあという方々にも見てもらえればなあという感じで選んでみました。
休みの前とかに見て、ぶらりとするためには便利なサイトかなと。

「イベントエース」
けっこう昔からあるデザイン系の情報サイト「JDN」のイベント情報ページです。
全国のイベント情報を調べることができます。
かなり使えるサイトで、僕もよく使っています。
URL:http://event.japandesign.ne.jp/   
new→    https://www.japandesign.ne.jp/event/

「美術館・アート情報 artscape」
「アートスケープ」という大日本印刷株式会社が運営しているサイトのページです。
レビューなんかもあって、読むことに重点を置いている感じのサイトです。
ああ、あの展覧会行くの忘れた!なんて時に、ありがたいレビューが多くあるような気がします。
URL:http://artscape.jp/exhibition/index.html

「展覧会・イベント情報 OCNアートartgene」
タイトルどおりプロバイダーのOCNが運営しているサイトです。
美術系の展覧会情報が充実しているかもです。
URL:http://www.artgene.net/event1.php

「クリエイターの最新イベント-デザインチャンネル」
こちらもかなり前からあったと思います。
「デザインチャンネル」というサイトのイベント情報です。
昨年、大幅にリニューアルされたようですね。
URL:http://www.design-channel.jp/event/

「イベント一覧 – KENCHIKU」
こちらは完全に建築系の情報のみを扱っているサイトです。
かなり昔から運営しているサイトだったと思います。
建築デザインから建築技術系のイベントまでを網羅しています。
URL:http://www.kenchiku.co.jp/event/index.php
new→    https://kenchiku.co.jp/event.html

「新着イベント telescoweb event」
telescowebという建築系個人サイトのにおいがぷんぷんしますけど、更新もしっかりしていて、建築デザイン系の展覧会情報がすごく充実していると思います。
URL:http://event.telescoweb.com/event

「dezain.net」
ほぼ個人運営のサイトなのですけど、ブログのRSSやらレビュー記事のアーカイブなんかが充実しているサイトです。
サイト右下のほうのイベント情報は、スペース的には小さいですけど、以外と建築デザイン系の規模の小さいもの中心の展覧会情報が充実していて、おおこんなイベントがと驚くことが多いです。
URL:https://dezain.net/

「イベント[チケットぴあ]」
いわずと知れた有名サイトですかね。
昔はよく雑誌を買ってチェックしていたものですが、今はこのサイトをたまに見る程度になってしまいました。
ちょっと広い視点で、イベント情報を調べたい時は、こちらのサイトが便利ですよ。
URL:https://t.pia.jp/event/

という感じで、やはり建築系の情報がどこかに混ざっているサイトのセレクトになってしまいました。。

他にもウェブマガジンとあわせたものやさらりとイベント情報などを紹介しているサイト(博物館系や歴史系、文化系、エンタメ系、などなど・・・)、そして、ファッション系+デザインみたいなサイトなどあげればきりがなさそうですけど、とりあえず、建築・アート・デザイン系で最近よくチェックしているサイトはこんな感じです。
僕自身も仕事で直接使うというより、いまなんかおもしろいイベントやら人物がいないかなあと第三者目線でそれ系の情報を仕入れたいときに使っているサイトかもです。
ほかにもなんかあれば、メールで一報いただければうれしいです。

タイムズスクエアの空中廊下

空中廊下はなかなかいい感じ。
でもここには上にも廊下があったりします。
二階に比べて歩く人もかなり少なめ。
でもこれを無駄というのは時期早々。
遠くからみればかっこいいのです。

でもそれだけです。
でもそれでいいとも思うんですよ。
自己満足という選択技だってあるはずだから。

SAMURAI BLUE PARKをふらりと 

たまたま渋谷に用事があったので、そのついでに代々木公園もぶらりとしていたら、公園に隣接している場所にて「SAMURAI BLUE PARK」なるフットサルコート+パブリックビューイングにもなっている場所ができていて、なんと無料で入場できたので、これまた気がつけばこのブログをはじめてから二回目のワールドカップということで、せっかくなので。。

入口のテントをぬけると、フットサルコートの向こうに大きなスクリーンとともに坂本龍馬さんの巨大な像が見えていましたよ。
龍馬さんの像はなんだかちょっと怖い感じに見えなくもないですけど(笑)、近くにNHKもあることだし、なんかうまいこと場所のイメージも使ってやっているなあと意味もなく思ってみたり。。
その横には代々木体育館なんかもみえていて、個人的に、ほおーと思いつつ、そういえば、この体育館を設計デザインした建築家もサッカーでいえば、W杯優勝に値するといってもいい世界的な建築の賞をとった人だったなあと、おそらくこのまわりでそんなことに気がついている人はだれもいないだろうなあ、なんて思いつつ(笑)、再度眺めなおしてみたり。。

そして、テント内は熱気むんむんといった感じでした。
まあ、それもそのはずでこの数時間後に、日本対オランダ戦があったんですよ。
この時点では、オランダも倒すぞーという雰囲気みたいなものも会場内になんとなくあったこともあってか、ここにいたであろう多くの20代(おそらく)の若者たちの目もきらきらしていて、おおー、なんだかいい感じだなあ、なんて根拠もなく思ってみたり。。(笑)

ちなみに、このSAMURAI BLUE PARKで検索してみると、いろんなイベントがここで行われたみたいで、今後もいくつかイベントがあるみたいですね。

ということで、このテント内でふらふらしていたら、特製巾着袋をいただきました。
まあふらふら散歩もわるくないかもですね。

とりあえずこれを家の壁にでもはって、今度のデンマーク戦の勝利を願って応援してみますかね。

住所
渋谷区神南2

※この記事は、以前に「東京坂道さんぽ」で書いたものをこのサイトに移行したものです。日付は公開当時のものとしています。

お茶の水の自由の塔より

自由の塔からの眺めです。

遠くには東京ドームそばのあの高級ホテルも見えています。
だいたい同じ高さくらいかそれ以上はありそうですね。
景色眺めながら食事するならけっこう高そうかも。
でも自由の塔でならだれでも格安おてがるに食事もできます。
やっぱりぼくはこちら側のほうがいい。

17階からの眺めはどうですか。
おそらく地上とは68mくらいの高低差はあるかもですよ。

社会と建築メディアと・・・。

最近、なんとなく思うのですけど、なんていうか、普天間問題の今の日本のメディアの流れは、どちらかといえば首相たたきみたいなことにおちいっている感じがしなくもなく、乱暴な言い方ですけど、自身の視野の狭さみたいなことについては自覚せずというか反省せずというか、なんとなく、トップを馬鹿にすることで話を進めているような気がしてしょうがないんですけど、それと同じようなことが建築系業界でもあるのかもなあと。(えらく、視野が限定してしまいますけどね。。)

うまくはいえないですけど、まずひとつは、建築家たちが好き勝手にまちにつくった建築はよくないとか、なんとか・・・。
いきなり話がとびぎみですけど(汗)、たしかに奇抜な建築は、日本では受け入れられにくいというか、見てみぬふりをされているというか、そんな感じはあるのかなあと。。
でも、そういうものがあるから、ふつうの住宅もひきたつわけでありまして。。(なにがふつうの住宅かという話は語りだすと長くなるので、ここでは割愛させていただきます。)
おそらく、日本中の建築が、みなハウスメーカー住宅やらゼネコン建物になれば、おそらく・・・・、まあ、想像にかたくないとは思いますけど、あまりよい精神風土は育たなくなるかもですね。
風景やまちをみても、思考停止状態というか、なんというか。。
(でも、ここでひと昔前みたいに、建築家なんかがハウスメーカーやらゼネコンをこ馬鹿にしていたような、これまた別の意味での思考停止状態にもおちいりたくはないですので、こんどは別の視点でみてみるとですね。)

そして、建築も完全にビジネスの仲間になってしまうと、もう、これは、人々が建築自体を批評・批判できるという状態でなくなるわけで・・・。
まあ、芸術系ならば、ちょっと雑なまとめかたですけど、「あいつの作品はだめだよ、自分にはもっと違う考えで、つくるなり書いたりすることができる。」なんてことを言っても、言われても、まあ当事者はむっとすることはあれど(笑)、そういう文化なんだし、自分のあらたな作品でみかえしてやればいいや、なんて思うことできますけど、それが、ビジネスとなると、本当にドライになってしまい、しまいには、あいつをつぶしてしまえ!とか、ひと昔まえ(これは幕末とかそういう時期、まあ龍馬伝なんかの時期を想像してますけど)なら、殺してしまえ!なんてそら恐ろしい流れにもなるわけで、やはり、というか、かんというか、そういう意味でも、最近(もしかしたら昔からなのかもしれないですけど)、そういう建物批判というか批評みたいなものに、みな敏感で、僕なんかは、なんでそこまで、神経質なんだろう?人それぞれで違った見方があるはずなのに・・・、なんて思うことも多々あったんですけど、なんていうか、建築が昔に比べて、さらにビジネスよりの方向にいってしまえば、やはり、そうなってしまうのかなあ、なんて思ってみたり。。
そして、そういう流れはおそらく、さらに加速しそうな感じですし。。

建築家は建築家であり、やはり人の子、日々、建物の設計ごとに大半の時間をおわれているわけであり、ゼネコンなりハウスメーカーだったり不動産会社はやはり、建物ビジネスであり、そういう視点で世界と接しているわけで、そういうなか、日本のことも考え、地域の住民のことも考えよ、なんてよくいう人もいますけど、こういうのは、建築家にとっても会社にとっても、酷な話なんじゃないのかなあなんて、思ってみたり(笑)。

そんなこんなで、まあ、うまい考えではないかもしれないですけど、実は、そういう作品を紹介したりする建築メディアの側が、もっと、視野をひろくもって、しかもそういう見渡しのできる立場も時間もあるわけで、タレント記者みたいに建築家の作品のおしりばかりおって、建築家なり建物会社にこびるばかりではなく、あらたな提案なりを考えていくくらいのことをしないといけないのかもなあと。
そして、あわせて、こういう世界があるということを、もっと専門以外の人たちにも、わかるようにおもしろおかしく、伝えていくことも大事なんじゃないかなと。

と、そんなことを突然思いたち、このサイトでも、すこしばかり実行できることはないものかのお?とえらそうに思ってみたり。

でも、まあ、家(建築)があるから人が集まるというよりは、本来、人がいて、そこにみなが集まるから家ができ、まちができるわけで、そのことは忘れないようにしなきゃなあと。。

そして、僕の神戸でのあの体験の見えない返事みたいなふわふわとしたものを探しだすには、枠をひろげて、もっといろんなことを考えないといけない時期にきているのかもなあと・・・。
(じゃないと、あたまが割れてしまうかも(笑)。)
そうか、それならば、あのとき、ぼくは一度、死んでしまったんだと思えば、なんでもできるような気もするし・・・。
うーん。
うーん。。
わからんです。

(ということで、そんなことを考えてみた5月のとある日のメモでした。まあ、これらのことは気楽に聞き流していただければ、幸いです。(笑))

建物言葉考察3(建築)

今回は、“建築”という言葉について。
この言葉については、あまり深入りしてもあれなので、さらりといきます。
このブログでも、建築、建築・・・といろんなところででてくるので、自分なりに気になるところをすこしばかりふれてみることにしてみます。

一般的に、建築といえば、おそらく建築士だったり、Yahoo!辞書には、『家屋などの建物を、土台からつくり上げること。また、その建物やその技術・技法。』、goo辞書なら『家・橋などをたてること。また、建造物。狭義には、建築物を造ることをいう。普請(ふしん)。作事。』なんてことが書いてあり、ふつうはそんな感じのことを思いうかべる方が多いかもですね。

ちょっとびっくりしたのは、goo辞書のほうでは、どうやら、橋をつくることも建築という意味になるんですね。
僕の中では、これ(橋をつくること)は、“土木”の意味としてとらえていたんですけど、普請という意味も含まれているということは、僕がいままで習ってきた建築という意味とはちょっと一般的な解釈とずれがあるのかもなあと、思ってしまいました。。
なお、普請について、Yahoo!辞書で調べてみると、『1:家を建築したり修理したりすること。建築工事。また、道・橋・水路・堤防などの土木工事。/2:禅寺で、多数の僧に呼びかけて堂塔建造などの労役に従事してもらうこと。』とあります。
ちなみに、“土木”のほうも、辞書で探してみると、なかなか興味ぶかいことが書いてありますよ。(ここでは、ふれませんけど。)
あと、余談ですけど、ある意味建築小説の一面もあるともいえる「大聖堂」という海外小説の中の教会を建築する話の項なんかでは普請といっているセリフが多発していたと思います。

こまかい設定というか区切りの話をしていると、延々と長くなるので、今度は、「建築学用語辞典」で、“建築”を探してみると、
『1:建物のこと。Architectureの訳語として用いる場合には、美的文化的価値に着目した時の呼び名。
2:建築物を造ること。法的には、建築物を新築、増築、改築または移転すること。
3:建築物を設計したり造ったりする技術、あるいは学問の分野。土木などに対していう。』
とありました。
基本的には、一般の国語辞書とあまりかわりないことが書いてあります。
とりあえず、この意味の中で、おそらく一般の人と建築学科なんかで学んだ人たちとの解釈の違いみたいなところは、辞書の一文の中の「Architectureの訳語として用いる場合には、美的文化的価値に着目した時の呼び名。」という部分なのかもなあと個人的には思うんですよ。
だから、ご存じのとおりかもしれないですけど、建築系の雑誌に「新建築」なんてのもあり、このタイトルの“建築”という言葉には、このArchitectureの訳語の意味が含まれていると思われるわけで、これまた著名な建築家のかた(まあ作品集なんかをだされている活発な活動しているかたなんかは特にですかね)が使う“建築”という言葉にも、同様の意味が含まれているわけですね。
どちらかといえば、文学ならぬ見学、あっ、ちがいましたね・・、それでは、建学、あっ、これも学校を創設することという意味になるので、使えないですけど、そういう感じで、文章にたいしての文学というくくりみたいなものが(かなり強引ですけどね)、建築では、ごっちゃになったというか、一緒になっちゃったような気がするんですけど、どうでしょうかね。。
とにかく、“建築学”という言葉はありますけど、どちらかといえば経済学とか工学とかと似た感じで実務的な意味合いのほうが強いのかも。
“建築”と聞いて、文学的というか政治的というか芸術的というか、そういう思想てきなものを思い浮かべる人って、この日本でどれくらいいるんでしょうかね。

ただ、最近“建築”という言葉を思うとき、一般的な現実に空間をしきるその形や考えなんかに対して、妄想や思考の中での区切りみたいなその周辺のモワっとしたものもどこかにあるはずなわけで、これらをすこしでもつかんでみたいとも考えているわけです。
そのもわりがふわりかもしれないし、ピカリかもしれないし、モヤモヤなのかもしれないのですけど(笑)、とにかく、そういうなにかを探してみたい衝動にかられている今日この頃ですよ。。

そんな感じですので、書いてて、混乱してきましたし、ほんと僕の頭ではどうしようもないので、今日はこれぐらいでおわりますけど、ウィキペディアにも“建築”という項目があって、これまた、ここだけで、何冊も本がかけそうなくらいのひろがりがありそうなので、今日は、こちらへのリンクだけを残して、おわりたいと思いますよ。
建築(Wikipedia)
ついでに・・・、
普請(Wikipedia)

※今回利用した辞典、事典
ヤフー辞書
goo辞書
ウィキペディア
建築学用語辞典(第2版)

建物言葉考察2(ラーメン)

今回は、ラーメンという言葉。
おそらく、この言葉を聞いてまず思い浮かぶのは、まちがいなくあの・・・。
まあ、食べ物というか、麺のラーメンですかね。
別名、中華そば。(笑)

ウィキペディアでは、
『ラーメンとは、汁(スープ)に茹でた中華麺を入れた日本の料理。』
とさらりと書かれています。
そうでしたか、ラーメンは日本の料理なんですね。
てっきり、中国のものと思っていました。
そういえば、学生時代のフランス旅行で、パリのとある場所にラーメン店があったので、思わず、そこで食べてみたんですけど、そのまずさといったら・・・。
結局、店主の顔というか視線を完全無視して、テーブルにあった醤油やらその他調味料で、独自の味にしたてて、ズルズルと食べてしまったことを思い出してしまいました。。

ただ、このラーメンという言葉、Yahoo!辞書でも調べてみると、『ラーメン:
構造物の部材間の結合が、外力による変形に対して抵抗作用をもつ剛接合でなされている骨組み。剛節架構。』
と、書いてあり、ラーメンといえば、この解説しかでてこなくて、なにやらきちんとした建築用語の解説らしく、ちょっと不安になったので、goo辞書のほうでも調べてみると、
『ラーメン:
〔中国語。本来は引き伸ばして製する麺(めん)のこと〕中国風の、水(かんすい)麺を用いた汁そば。焼き豚・メンマなどを具に添えた醤油仕立てのものが普通。支那そば。中華そば。』
と、もうひとつのというか、一般的に知られているラーメンについても書かれていましたよ。
ちょっと安心。(笑)
ちなみに、Yahoo!辞書は、大辞泉と大辞林の辞書切り替えができるみたいで、上のは、大辞泉の用語みたいです。。
なので、大辞林のほうに切りかえてみると、
『中国風の、水(かんすい)麺を用いた汁そば。焼き豚・メンマなどを具に添えた醤油仕立てのものが普通。支那そば。中華そば。』
とでてきましたよ。(切り替えはややこしいですね。。なので、今後は、大辞林バージョンのみでいくということで・・・。)

それで、今度は、「建築学用語辞典」のほうで、調べてみると、
『ラーメン:
各節点で部材どうしが剛に接合された骨組。外力に対して曲げモーメント、せん断力、圧縮軸力および引張軸力により抵抗する。』
なんてことが書いてありましたよ。
これは、おおかれすくなかれ、ネット辞書の内容と比べてみても、それほど違いがない感じですかね。

こまかいことをいっていたら、きりがないですし、僕自身、専門家ではないので、つっこんだ解説はできないですけど、詳しく知りたい方は、ウィキペディアに、関連内容がありましたので、どうぞ。
ラーメン (骨組)
ちなみに、このウィキペディアの解説の最初のほうに、「発音は同じではあるが、食品のラーメンとはまったく関係がない。」てな具合で、さらり書いてあったりしているのは、ナイスな一文かもですね。(笑)

ちなみに、この建築用語での“ラーメン”という言葉が、なんでこれまた、メジャーな食べ物のラーメンとかぶってしまったかというと、どうやら、ドイツ語で額縁のことをラーメン(Rahmen)というらしく、そこから形というかイメージが似ていることから参考にされて、この建築用語でのラーメン(いちいち書かないといけないないのがめんどくさいです。。)の語源になったみたいですよ。
まあ、なんというか、外ばかりみて、日本語のことをおろそかにすると、こんなややこしいことになるという(これまた個人的な思い込みですし、こんな例もそれなりにあるとは思いますけど)、いい例なのかもしれませんね。

ということで、僕自身、昔、この建築用語のラーメンがなにかということをはじめて知った時に、なぜグニャグニャのラーメンというのが、あのかたい構造のラーメンと名前が一緒なのだろう?とずいぶん考えたことがあったので、今回はそんなことも思い出しながらとりあげてみましたよ。

※今回利用した辞典、事典
ヤフー辞書
goo辞書
ウィキペディア
建築学用語辞典(第2版)

建物言葉考察1(赤道)

第一回は、「赤道」なる用語です。

普通によめば“せきどう”ですかね。
ヤフー辞書では、
『赤道(せきどう):
①地球の中心を通り、地軸に直角な平面と地表との交線。緯度を測る基準となり、緯度は零度。
②地球の中心を通り、地軸に直角な平面と天球とが交わってつくる線。赤緯の基準となる。天の赤道。』
と、書かれていました。
簡単にいえば、北半球と南半球をわけているラインでもあり、その線上の地域は、暑いという感じが頭にふつふつと沸いてきます。
個人的には、2012年のあの説もなんとなく、この言葉から想像してしまいましたよ・・・。

それはさておき、今度は、今度は「建築学用語辞典」に掲載されている「赤道」について。
辞典をぱらぱらとしていて、赤道という建築用語があったこと自体に驚いたのですけど、ただ、この言葉、“せきどう”でひいてもでてこないんですよ。
実は、“あかどう”と読むらしいです。
それで、建築学用語辞典には、
『赤道(あかどう)
公図上で赤く着色されている、道路法上の道路としては里道、農道などの道路敷地。建設省が管轄する国有地。あかみちともいう。』
と書かれていました。
公図とは、地籍図(←書いてたらきりないので、リンクします。)のことらしいです。

そんな感じで、これといったオチはないですけど、一般的には、地上のとある地域をぶったぎる仮想のラインというかなんというか、そういう要素であるのにたいして、建築用語では道路敷地というなんだかわかるようなわからないような言葉が、かいてますけど、道路自体のことをいうみたいですね。
ちなみに、ネットでちょこっと調べてみると、赤道にたいして、青道(あおみち)とよばれるものがあって、こちらは、だいたい文字のイメージどおりというか、マイナーな水路のことをさすみたいですよ。

なんというか、この赤道の用語ひとつとっても、わざわざ超メジャーな言葉にかぶせなくてもいいのになあと思いつつ、そう考えてみると、僕の勝手な思い込みかもしれませんけど、建築用語って、ある意味、独特の歩み方をしているのかもなあなんて思う今日この頃ですよ。

あと、最後に、ここであげている国語辞書のほうなんですけど、四捨五入で計算すると、約30年ほど前の広辞苑がいちおう手元にあるのですけど(汗)、それを使うのもどうなのかなあということで、いちおう手元の辞書よりは内容が新しいであろうネット辞書のほうをこれからもメインに使っていこうと思ってますので、よろしくなりです。

※今回利用した辞典、事典
ヤフー辞書
ウィキペディア
建築学用語辞典
コトバンク 

建物言葉考察はじめ

まえに、雑誌『室内』をぱらぱらと読んでいて、専門用語について、あちこち話をひろげて語っているページを、たまたま見つけたんですよ。

手元にある、1997年6月号には、「言葉のいずみ」と「建築用語漫歩」なるページが該当するわけなのですが、これがまたおもしろくて。(汗)

あえて、あげてみると、「言葉のいずみ」のほうのページに、“風呂と湯”や“ベッド”というあまりに基本的な用語について、解説なのかコラムなのかよくわからない話の展開がひろがっていて、思わず、(笑)、でした。

なんというか、これ、以前、赤瀬川原平さんの『新解さんの謎』という文庫本の最初のほうの“新解さんの謎”の項での言葉あそびというか言葉探検というか、そういう話の展開とちょっと似ているかもなあと推理しつつ、そう思うと、今度は、手元にある数冊の専門用語辞典のほうも、いくつかをぱらぱらと眺めていたら、けっこうこれがまたおもしろいんですよ。

そして、さらに、家の本棚をあさってみると、なんと学生時代に買っていた専門用語辞典でもある、岩波書店から出版されている『建築学用語辞典 第2版』なるものも手元に実はずっと昔からあったりしたことに気づき、これまた、ぱらぱらしてみると、以外と知っているようで知らなかった建築言葉が満載でした。

そんなこともあって、そういう話のはしっこを、ちょくちょく、このブログ上で、できればいいかなという考えが、ふと思い浮かび、せっかくだから専門以外の人でもわかるというか楽しめるような話の展開も(できるかどうかわかりませんけど)考えながら、どうころぶかわかりませんけど、不定期ではじめてみようかなと思っています。

ハイチ地震の建築支援

突然ですけど、つい最近、辻仁成さんのサイトというか日記を読んでいたところ、知ったことです。

当サイトを見られているかたなら、知っているかたも多いかもしれませんし、つい先日(2010年03月28日)、TBSの情熱大陸にも出演されていたので有名かもしれませんけど、坂茂という名の建築家がいるのですが、その方の公式サイトで、「ハイチ地震支援 仮設シェルター建設計画募金のお願い」なるページがあったので、僕もわずかばかりの力にでもなれればと思い(というより僕なんかがこんなにどうどうと書いていいのかという疑問もありますけど・・・)、今回のエントリ-で取り上げさせていただくことにしてみました。
もともと、坂茂氏は学生時代から好きな建築家の一人でもあったし、ありがちなことかもしれませんけど、後輩が学生時代こちらの設計事務所で数日間バイトを経験していたという話も聞いたことがあるので、ほんのすこしばかりの親近感もあるのですが、そんなことより、なにより、僕自身、神戸での地震経験者でもあるので、こういう坂氏の活動にはただただ頭が下がるばかりですよ。

ということで、なんだか、突然の告知で恐縮ですけど、当弱小ブログでも、わずかばかりのクチコミのきっかけにでもなればと思い、今回は思い切って書かせていただきました。
詳しいことは、公式ページを読んでもらうとして、もしよければ、どうぞ。

ハイチ地震支援 仮設シェルター建設計画募金のお願い

(余談ですけど、坂茂氏の事務所の場所、どうやら、振込口座から判断するとですけど、うちの近所にあるみたいですよ。。)

追伸
そういえば、今月号の新建築でも、坂氏の特集ページがあって、同じように募金募集覧がありましたよ。

TADAO ANDO 安藤忠雄建築展 新たなる地平に向けて


セゾン美術館(1992年6月10日~7月13日)や梅田センタービル・クリスタルホール(1992年11月18日~12月7日)にて開催された「安藤忠雄建築展新たなる地平に向けて-人間と自然と建築」のカタログです。
美術展のカタログという形式ではありますが、当時の時点までの過去の仕事から進行中、計画中のプロジェクトまでの流れが、ドローイング、模型などを中心に実際に完成している建築まで様々なプロジェクトの写真と解説が掲載されており建築本としても十分楽しめる本です。

イサムノグチ@Google

知っている方も多いかもしれませんが、今日のグーグルのトップページが「イサムノグチの誕生日」バージョンになっていましたよ。

そうですか、今日だったんですね。

せっかくなので、記念に画像もぺたりと。(この画像はグーグルトップページからの拝借画像です。もし、問題がある場合ご連絡ください。)

この画像をみていると、なんだか日本人がひらがなを頭の中で漢字に変換するのと同じように英語を絵に変換しているように思えてきてしまいましたが、どうでしょ。。

ついでにWikipediaへのリンクも。。イサム・ノグチって誰?なんて人がいれば、もし、いればどうぞ・・・。
イサム・ノグチ

それと、僕が今すぐ思い出すイサム・ノグチ関連の本といえばこれですかね。いちおう僕も持っています。
しかも文庫本です。
イサム・ノグチ―宿命の越境者(上巻)イサム・ノグチ―宿命の越境者(下巻)

ここ最近グーグルがらみの話が多いですが、なんだかちょうどいい機会なので、さらりと話題にしてみました。

東京スノースタイル  /Tokyo Snow Style in都庁

イベントの名前どおりのタイトルでなんですが、「Tokyo Snow Style in都庁」なるイベントが都庁で開催されるということを新宿経済新聞の記事をたまたま見たこともあり、先週、ちょうど新宿にもよっていく用事があったので、ぶらりと。

都庁の「都民広場」なる場所での変わったイベントだなあということで、はじめにも書いたとおり用事のついでに寄り道して行ってみると、なんかすごいものがありましたよ。

見てのとおり周辺の高層ビルと雪とハーフパイプがあり、これらの組み合わせがなんとも新鮮で、この広場自体が周辺の場所と微妙にまわりの建物(都庁の施設ですな)に囲まれて周囲に対して閉じられたようなつくりで、広場の雰囲気とこれらのミスマッチ感が妙に合っていたような気がしました。
そいでいて、イベント自体が変に気取りがない感じだったこともあり、気楽に広場内をぶらぶらしつつ、一流選手のパフォーマンスも堪能できて、なかなかよかったかもです。

ちなみに写真はこれからとあるスキー選手が斜面をすべり降りているところをぱちりと。

住所
新宿区西新宿2

※この記事は、以前に「東京坂道さんぽ」で書いたものをこのサイトに移行したものです。日付は公開当時のものとしています。

トランスフォームビル

勝手に名づけてしまいましたが、ついこのあいだのテレビのニュースをみていて、おお、そんなのあるんだあというくらいだったのですが、ふと今日そのことを突然思いだし、ちょこっと検索すると、なんとその映像をyoutubeで見つけてしまいましたよ。

なんでも変形する高層ビルがあるとのことらしく、(映像にもあった)DYNAMIC ARCHITECTUREなる設計事務所のHPをみると、「DYNAMIC TOWER 」という名でドバイにできるらしいです。
(詳細はhttp://www.dynamicarchitecture.net/dubai.html)
(↑たぶんこれだと思います・・・。)

あとyoutubeのほうもメモがわりに張っときますので、よかったらどうぞ。

ということで、今回は、ほんとにメモがわりにぺたりと、でした。。

杉本貴志展などに

行ってきました。

メトロ乃木坂駅からすぐの場所にあるギャラリー・間にて開催されていたので、このまえなんとなく見てきたのですが、なかなかよかったです。
杉本貴志さんといえば、新宿ルミネの7、8階にあるSHUN/KANとかミッドタウンのMUJIなどでのデザインがいちばん身近な存在かもしれませんが、今回の展覧会は、なんでも、水と鉄を素材とした、二つの茶室を展示しているとのことでしたが、行ってみると、たしかになるほどという感じでした。
僕の目からみると、ちょっと変ないいかたかもしれませんが、インテリアデザインてきな繊細さがすごく感じれた展示物というか茶室だったかもです。
ということで、気がつくともう今月いっぱいまでとなってしまっていますが、よかったらどうぞ。

公式サイト(ギャラリー・間)
http://www.toto.co.jp/gallerma/ex080405/index.htm

荒木経惟写真展がやっています。

ひさびさの連日の投稿となっていますが、今回も当店で扱っているいくつかの本で登場なさっている荒木経惟さんの写真展が青山の表参道ヒルズでやっています。

なんでも、宝石と花をテーマとした写真展らしく、僕自身もそうなのですが、ちょっと今までのイメージと違う感じのものみたいで、その名も『YAMI NO HANA(ARAKI’s jewelry and flower)』というタイトルらしいです。

しかも、11日から20日までとかなり短い期間のようなので、気になるかたはお早めにどうぞ。

公式サイト(表参道ヒルズのページです)
『YAMI NO HANA(ARAKI’s jewelry and flower)』

プレスリリース
http://www.omotesandohills.com/info/press/press080218.html

Frank O. Gehry: Guggenheim Museum Bilbao


フランク・ゲーリーが手がけたビルバオ・グッゲンハイム美術館の様々な写真やドローイングが多数収録された全文英語のハードカバー本です。
また、以前にブログでもとりあげた映画”スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー”を見たあとに読むとなおさら感慨深くなってしまいますが、この本では、フランク・ゲーリーの過去の作品の紹介にはじまり、スケッチから模型へと昇華し、その後の模型のエスキスの様子なども紹介され、模型からコンピューターの技術を使い、それらが図面化され、その結果生まれた図面や模型も掲載されており、ビルバオ・グッゲンハイム美術館が完成していくプロセスが刻々と紹介されています。
もちろん美術館の様々なシーンの写真も満載で見ごたえ十分な本になっていると思います。

東京でざいん散歩 /   Design Tide

この土日は、J-WAVEでもイベント会場から生放送していたので、知っているかたもいるかもしれませんが、都内のいろんな場所で年に一度のデザインイベントがやっていたので、ぶらぶらと散歩がてらみてきましたよ。

今回は、神宮外苑で開催されていた東京デザイナーズウィーク2007などにはじまり、様々なイベントがあったので、おかげで青山あたりをぶらぶらするきっかけもできたのですが、僕的には、ネットの力もあってかどうかわかりませんが、前もってちいさな規模のものというか個人のネットワークというか、そんな各つながりみたいなものや会期中の各イベントの様子が、ちょっとおおげさな言い方をすれば、今回はサイトを通して可視化されうまく整理されていたためか、イベントの雰囲気を行く前から知ることができ、ささいなことかもしれませんが、そんな点でもよかったかもです。

そして、そういう予備知識もあったためかもしれませんが、今年は、各場所をぶらぶらしていても、どのイベント会場も規模的にもちょうどいいなあと思いつつ、まえもって宣伝されていた情報や雰囲気とだいたいリンクしていたように感じ、イベント自体のウェルカムというひらかれた雰囲気もあってか(個人てきな感想ですが・・)、なかなか楽しめたかもなあと思いました。

そんななか、青山あたりのデザイン散歩を、いったん一区切りして、六本木のミッドタウンにもきてみたのですが、もうすでにまわりは暗くなっていましたが、ここでも関連イベントがやっていました。
ちなみに、この写真は、ミッドタウンガーデン内のもので、道の両サイドに、今回のイベント企画の一環でクリエーターのかたが創作したみかげ石のオブジェがたくさん並んでいて、ふと遠くにちょうど東京タワーも見えてしまったのでおもわずぱちりと。。(笑)

ただ、この六本木周辺の外国の大使館でもデザインイベントをやっていたらしく、めったにはいることのできない大使館に入るチャンスだったのに、そのことに気がつかなかったことには、しまった~という感じでしたし、そういえば各大使館のすぐ近くにも、このあたりの坂道がいろいろあったなあと思い、来年も同じようなイベントがあれば、今度こそ行ってみなければと思ってしまいましたよ。。

ということで、ちょこっと写真をのせるだけにしようと思っていたのですが、気がつけば、いろいろえらそうなことやあまり関係ないことも言ってしまいましたが(汗)、このイベントを見にくるたびに、世の中にはいろんなひとがいるもんだなあ~と思いつつも、なんだかんだといってデザインの楽しさみたいなものを再認識できたイベントだったかもです。

住所
港区六本木、神宮外苑

※この記事は、以前に「東京坂道さんぽ」で書いたものをこのサイトに移行したものです。日付は公開当時のものとしています。

六本木の ギャラリー・間 に行ってみる

このまえ(先週)、六本木のギャラリー・間にて、開催されている「小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt展」に行ってきました。

とりあえず、今回は、散歩写真があるわけではないので、どこから(しかもだれにむかって??)話を始めていいのやら難しいところなのですが、雑誌などですこし見た日産自動車武蔵村山工場跡地でのプロジェクト(プロジェクトMURAYAMA)のが、気になっていたこともあり、さっそく行ってみたわけです。

そして、実際に行ってみると、場内には、各プロジェクトごとに大きな模型があるためか、それだけでギャラ間の展示スペースを覆っている感じもしましたが、そのおかげで、各プロジェクトにおいての最終にちかい形というか、めざすべき形というのが、本では想像しにくかったものが、なんともわかりやすい形でぽんと示されていたように思えました。

また、気になっていたプロジェクトMURAYAMAの模型もあったのですが、模型を見てもなんだかまだ想像できない感じはしかたないとして、あたりまえといえばそれまでですが自動車のテスト走行用のサーキットの形というか地形が模型からもなんとなく読み取れるのはなんだかわくわくしましたし、まわりの人はあまり気にしていないようでしたが、人の流れのシュミレーションのプログラムの映像もはしっこのほうにあり、個人的にはけっこう気になりつつも、これらがどうあわさりどんなふうに今後発展していくかも気になるプロジェクトだったかもです。

ただ、ひとつ思ったのですが、やはり行くまえに、CULTIVATEという展覧会と連動した本があるのですが、この本を買うか、立ち読みしてからいくとさらにわかりやすいかも。

ということで、さらりとですが、ひさびさに展覧会がらみの話をしてみましたが、一時期事務所でお世話になったというかお話などもすこしだけですがさせていただいたこともあるかた(本人はもう覚えていらっしゃらないかもしれませんが・・・)なので、なんとなく親近感を持ってみることができましたし、あらためてよい刺激をもらえた展覧会だったかもです。

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