「本&映画&音楽」カテゴリの各記事(2022年までに公開した分まで)は、以前に無料ブログで書いたものをこのサイトに移行したものです。
日付は公開当時のものとしています。
2024年2月更新
銀座のほぼ中央で、約9000平方メートルにおよぶ再開発計画が動き始めた。毎日新聞がくわしく伝えていました。
銀座の松坂屋の街区に超高層ビルを建てる計画が進んでいるそうです。銀座はいままで建築物の高さ制限があり、大半の建物が31m以下だったのですが、2002年の法規制緩和で事実上高さ制限が外れ、高層ビル建設が可能となってしまい、その法改正以降、初の本格再開発になるとのことです。
「銀座らしさを大切に」との慎重論も根強く、地権者の松坂屋や森ビルは、周囲の意見を取り込みながら慎重に計画作りを進めるそう2月末には、銀座全体を忠実に再現した500分の1の都市模型を使って、街並みを研究できる「銀座アーバンラボ」を6丁目内に開設したそうです。
関係者に公開し、有識者を招いての勉強会も開き、開発構想を練り上げる。
六本木ヒルズ開発などを手がけた森ビルは「これだけ街全体の調和を大切にした再開発は、恐らく国内で初めて」とも伝えています。
スクラップがわりに、一週間くらい前のはなしですが、いろいろな情報(毎日新聞、日経bpなどを参考)をくみあわせてみました。
2001年9月11日のアメリカ同時テロで崩壊した世界貿易センタービルの跡地、「グラウンド・ゼロ」の再開発のシンボルとなっていた「フリーダム・タワー(自由の塔)」のデザインが、安全上の理由から白紙に戻されたそうです。
独立宣言の年にちなんだ高さ(1,767フィート=541m)はテロのターゲットになること(ニューヨーク警察は先月初め、新ビルへの自動車自爆攻撃、特にウエスト・ストリート側からの攻撃に対する脆弱(ぜいじゃく)性に関して懸念を表明していた。)などが理由だそうです。
「フリーダム・タワー(自由の塔)」のデザインは、ベルリン・ユダヤ博物館で有名なダニエル・リベスキンド氏による写真のようなデザインで2009年にビルの完成予定でした。
あとリベスキンド氏は18億ドルのフリーダムタワーの設計料として、84万3750ドルをデベロッパーのラリー・シルバースタイン氏に求め、ニューヨーク州の最高裁判所に提訴していたそうですがその話はどうなるのでしょう?
また訴えられたシルバースタイン氏は、コンペに勝ったリベスキンド氏のほかに、SOMのデビッド・チャイルド氏を設計者として指名してフリーダムタワーの設計を進めているとも言われていましたが、既にSOMが設計変更の作業に入っているそうです。
新設計案は6月末までに発表される見通しで、09年9月の完成予定に変更はないらしいです。
山梨県甲斐市が進めているJR中央線の竜王駅周辺整備事業で、安藤忠雄氏が設計した駅舎と南北自由通路の外観設計図が完成し9日、完成予想図が報道陣に公開されたと毎日新聞が伝えていました。
全体がガラス張りの多面体で、昨年9月に合併した旧竜王、敷島、双葉の3町を一つにつなぎとめる「かすがい」の形にデザインされているそうです。
多面体の外観は、旧敷島町で水晶の原石が採れたことにちなみ水晶の「結晶」をイメージし、また多面体には信玄堤に古くから設置され釜無川の洪水から人々を守ってきた三角すいの「聖牛」への敬意も込められているという、最近の安藤さんらしいコンセプトがあたえられているようです。
またガラス越しに富士山、八ケ岳、南アルプスなどの山並みも望むことができ、これまた安藤氏の定石といえるコンセプトもきちんとふまえていました。
駅舎のみの設計なのか駅周辺地域まで計画にたずさわっているのかは、不明です。
07年度には使用開始の予定とのことです。
この前行ってきましたが、「ヨーロッパ・アジア・パシフィック建築の新潮流2004-2005」という展覧会が代官山のヒルサイドテラスで開かれています。
この展覧会は、ヨーロッパとアジア・パシフィック各国の若手建築家(1960年から1970年代生まれ)を中心とした人たちが、自分たちが過去に携わった建築やプロジェクトを模型やいろとりどりの図面、映像などで表現しています。これらの建築家は、ヨーロッパ地域はドミニク・ペロー氏、アジア・パシフィック地域は原広司氏がそれぞれ推薦したらしいです。ドミニク・ペロー氏はフランスの建築家でフランスの国会図書館が有名で、原広司氏は京都駅ビルを建てた建築家です。
以前六本木の森ビルであったアーキラボ展と通じるものがありますが、やはり若手の展覧会という点で違うのと、以前六本木の森ビルであったアーキラボ展と通じるものがありますが、やはり若手の展覧会という点で違うのと、カーサブルータス5月号の展覧会情報でも書いてましたが、“グローバリゼーションが進んで建築が均質化するのではなく、多様な文化を反映してより多彩なものになっている”といえると思いますし、次の建築の流れがすこし垣間見れるような感じでした。個人的には坂茂氏のフランスでの第2ポンピドーセンターは印象に残りました。
雑誌カーサ・ブルータスなどでは、これからの明日のトレンドを予言する!とかいろいろ華々しいことも書かれていましたが、そんなに肩肘はらずこんなたてものが街中にあったら楽しいだろうなという感覚でみるとなかなか楽しめる展覧会だと思います。
展覧会情報など
ヨーロッパ・アジア・パシフィック建築の新潮流2004-2005
2005年4月22日~5月22日
会場:東京都渋谷区猿楽町18-8ヒルサイドテラスF棟 ヒルサイドフォーラム
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1時~19時 会期中無休
入場料500円
詳しくはHPにて
終わってしまいましたが、僕が良く行く新宿にあるパークタワー内にあるリビングデザインセンターオゾンで開かれていたノルウェーデザインの現在展に先週ですが、行ってきました。
この展覧会はオスロのノルウェーデザイン建築センターの設立記念として、2005年2月に開催された展覧会の世界巡回展らしいです。
ノルウェーといったら白夜が有名です。また気温の寒暖も激しいらしく一年で20℃から-20℃まで変化がある厳しい自然にさらされた国です。
展示会の内容は、よくある有名デザイナーがデザインしたものをならべるといったような先進さを前面におしだした感じでなく、ノルウェーの人が日常で使う服やもの、レジャー用品、建造物などにちょっとしたデザインと使い勝手のよさを提案したようなものが多かったように思います。
僕もたまにお世話になっているノースフェイスがつくった服というか防寒具などもありました。
でもやはり全体的に厳しい自然のなかで培われて発展してデザインされたものが多いせいか、余分な要素ははぶかれシンプルでかつ合理的につくられてはいるが、冷たい感じはなくどこか温かみがある印象のものが多かったように感じました。
住所
新宿区西新宿
※この記事は、以前に「東京坂道さんぽ」で書いたものをこのサイトに移行したものです。日付は公開当時のものとしています。
昨日ニュースで、例の電車事故は、たった数分をとりもどすために、列車のスピードをあげ今回の事故につながったと言っていた。
おそらくそれは、事実だろうと思う。
あとで「遅れたのでごめんなさい」といえばそれでよかったのではないかともキャスターは言っていた。
このことですこし思ったことは、例えばパリとかなら過密スケジュールで電車は運行してはいるが、時間にはかなりルーズらしい。
(そういえば、パリに行って地下鉄に乗ったとき時刻表なんてなかったような・・)
こんなことを考えていると、サッカーでも同じことがいわれていたような気がするが、ミスをおこさないように仕事なり行動をすることが日本の今までの前提だったように思う。
しかし、今回のようなことが起こると、あたりまえだが人は必ずミスをおかすものでそのようなミスをした際のフォローというか、プロセスをもっと見て、一人ひとりがもっと自分の考えをもってマニュアルばかりにたよらない生き方ができるようになれば、他の人がミスをおかしても各人でそれらに対応できればおおきなミスにはならないだろうし、またちがう展開になるだろうなと思った。
あたりまえのことなのですが・・・。
そうこれはサッカーでもよく聞いた話で個人が十分に考え、周りを気遣い、それでいてミスをおそれず自分を主張していくことが求められていることと同じことのように思えた。