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奈良の正倉院   #ブラタモリ

先週3月2日放送のブラタモリは奈良の正倉院でしたけど、よくよく思い出してみたら建築学生のときに訪れてましたね。(^^)

もう20年以上前なので、古いデジカメで画像荒いですけど、正倉院ですね。
雨降ってましたけど。

たしか古建築実習なる実地授業でしたね。
懐かしいなあ、みんなどうしているのかな。

そういえば、このときは祖父が(若い頃)宮大工だったということは知らなかったんですよね。
知ったのは卒業してからずいぶんあとのことでした。
親も引け目があり言い出しにくかったのかな(それとも聞いたけど軽くスルーしてしまったのか、汗)。

まあ祖父は僕が建築を学ぶ前に亡くなっているので、もし僕が建築を学ぶことを知ったらどうだったんだろ?と時々思うことがありますね。

宮大工のことも聞けたかもしれないですね。

そんなわけで、罪ほろぼしというと大袈裟かもしれないですけど、最近は坂道巡りでも神社仏閣をまわることも多いので、自分なりに日本建築についてぼちぼちと復習していたりしますよ。

とりあえずそのあたりのことは、この「都市建築WithMap」や「東京坂道さんぽ」の活動の中で、実践していければなと思う今日この頃です。

地図

関連リンク:
#262「奈良・正倉院」◆初回放送2024年3月2日◆ – ブラタモリ – NHK
東京坂道さんぽ

宇宙船地球号の話

宇宙船地球号といえば、なんとなく”あれのこと”かなあと想像するかたも多いとは思いますけど、まさにそのあれの話だと思います。(笑)

ひさびさに読んでみましたよ。バックミンスター・フラーによる「宇宙船地球号操縦マニュアル」をですね。

ここでは感覚的な話(書評ブログをしたいわけではないので)しかしませんけど、読み終えてみて頭の奥のほうの筋肉をこりこりとされた気分になりましたね。
原本は1969年にアメリカで出版された本ですけど、こういうコロナ禍の状況を経験してから古い本を読み直すとけっこうな割合でちょっと古く感じることが多いのですが、この本は違いましたよ。
計画家(プランナー)しかり、建築家しかり、技術者の方は、一読してみると元気もらえるかもですよ。本文そのままですが(笑)。 ただし、いろんな意味で距離は置きながら冷静にという感じですかね。

ちなみに著者のバックミンスター・フラー氏の活動も興味深いですよね。 wikipediaでは彼のことを”思想家、デザイナー、構造家、建築家、発明家、詩人”と紹介していますね。これが正しいかどうかはさておくとして、僕的には、建築家にして数学者、哲学者かつ詩人という感じで見ているかもしれないです。今のところは。
そして彼の活動に影響を受けた建築家もけっこういて、その中にはあのノーマン・フォスター氏もいます。ノーマン・フォスター氏といえば、appleの本社(Apple Park)を設計した建築家としても有名なんですよ。知っている人も多いとは思いますけど。 そして、ついうっかりと、

バックミンスター・フラー → ノーマン・フォスター → apple

てな具合のつながりをすこしばかり想像というか妄想してしまいましたが、実際のところどうなんでしょうね。
ということで、バックミンスター・フラー(と建築の関係も?)については、このブログでもおいおい取り上げていこうかなと思いつつ、今日はこれぐらいで。

JR駅構内のシェアオフィスも光触媒

最近JRの駅構内で見かけるシェアオフィスですが、このまえ通りががりに詳しく見てみたら気になる記載を見つけました。


写真1

駅構内のシェアオフィス?なにそれ?というかたもこの写真みれば、ああこれねと思う方も多いのではないですかね。見ての通り、個室ブース型のシェアオフィスで、正確には「STATION BOOTH」という名前がつけられていましたね。
僕もまだ使ったことはないのですが、公式HPみると都内だけでもかなりの数のJR各駅に設置されているみたいですね。


写真2

気になったので、案内読んでみると15分で275円ですか。なるほど単純明快でわかりやすい。

そして、さらに見てみると、なんと料金案内の上に「光触媒コーティング施工済」と書かれたステッカーが。(^^)

最初からだったんですかね。前みたときは気が付かなかったんですけどね。とりあえず、今後使おうと思ったときのコロナ禍でありがちな心理的ハードルが下がったかも。

ちなみに、なぜ光触媒?という具合に気になる方は、過去に光触媒について書いた記事「光触媒が気になるわけを考えてみた」も公開中ですのでよかったら読んでみてくださいね。

港の見える丘公園からも見える鶴見つばさ橋のこと

先週、土曜日のテレビ番組「新美の巨人」では、港の見える丘公園を取り上げていましたね。
番組では港の見える丘公園の展望台からの景色のことも取り上げられていて、もちろん横浜ベイブリッジがよくみえることも説明されていましたが、実はこの展望台から横浜ベイブリッジの奥に鶴見つばさ橋もちらりと見えることを知っているひとってどれくらいいるんでしょうかね。

さすがにこのことはレア話すぎてもちろん番組でも取り上げられていませんけど、流れていた映像では鶴見つばさ橋もちらりと見えていましたね。


写真1

こちらは昨年、港の見える丘公園の展望台を訪れたときに撮ったもので、ここにも実はちらりと鶴見つばさ橋が見えていたりするので、実例がてらです。

写真1でいえば、横浜ベイブリッジの2本の柱の間に、鶴見つばさ橋の柱が見えているんですよ。夜景なので、昼よりはよくみえていましたね。

ちなみに、なぜ鶴見つばさ橋なのかというと、この橋はデザイナーの川上元美さんがデザインしたことでも知られていて、実は僕の高校の先輩でもある方なので、ここにくると、遠くに見える景色を見ながら個人的にいろいろと感慨深い気分になるからなんですよ。

港の見える丘公園の展望台からみえる先輩の作品。(^^)

勝手に盛り上がってしまって恐縮ですけど、まあそういうわけなんですよ。

なお鶴見つばさ橋とはどういう橋なのかというかたに向けて、ご本人の解説も入っている動画を発見したので、よかったら。

おそらく展覧会のときかなにかに流されていた映像の可能性大のものです。 

動画(川上元美 デザインの軌跡

そんなわけで、新美の巨人を見ながら港の見える丘公園からの横浜ベイブリッジやら鶴見つばさ橋を見て、ふとデザイナーの川上元美さんように建築家が橋を手掛けることってどれくらいあるのだろかと思ったわけです。

そして調べてみると、実はけっこうな実例があって、熊本県の「馬見原橋(青木淳)」、フランスの「紙の橋(坂茂)」、高知県の「梼原木橋ミュージアム(隈研吾)」、UAEの「シェイク・ザーイド・ブリッジ(ザハ・ハディット)」、アメリカの「BPbride(フランク・O・ゲーリー)」、そして直近では、山口県の「久杉橋(隈研吾)」なんかがあるみたいですね。

そういう意味では、長く残る構造物でもあるので昔の建築家にありがちな使いがってがよくなく悪目立ちばかりするようなものはつくれないだろうから建築界隈にもいい影響(悪目立ちしてなくてもインパクトのある建物はできるということですかね、おそらく)がでるだろうし、業界としても職能を広げるという意味でも、建築家ももっと道路や橋の設計なりデザインなりにも目を向けてもいいのかもしれないなあと、ふとそんなことを思いました。 

建築と太陽と健康

最近は、こういうコロナ渦で、さらに友人が光触媒の事業をはじめたということもあってか、”建築と健康とは?”という感じのことをふと考えることも多くなってきたんですよね。

そんななか、「太陽の光は人体にどんな影響を与えるのか?…今日は「日照権の日」」という記事が、講談社のHPで最近公開されているのをみつけました。

ついこの前の6月27日は「日照権の日」ということから話を広げての記事のようでした。

自分の最近の実感としては、建築、特に住宅などを建てるときに、太陽と建築の関係といえば、僕が建築学科を卒業した頃はそういうこともきちんと意識しなさいとかけっこうしつこくいわれたことは記憶にありますし、建築関連の時事記事でもそういうことはさらりと言われていたと思うのですが、今は昔ほどは厳しくいわれなくなったような気がします。

むしろ南向きに窓をつけると室内の温度が上がりすぎてそちらのほうがデメリットなんてこともちらほら言われているような。

でも記事にあるように「日に当たること」の重要性は、このコロナ渦になって、リモートワークで家にいる時間が長くなればなるほど再認識したことなのではないかなと思いますね。

ちなみに建築環境と太陽といえば、リチャード・ホブデイ氏による「1日15分、「日なたぼっこ」するだけで健康になれる 」という本がすこし関係しそうです。

最近は、こういう時期ということもありKindle Unlimitedにも登録して、ぼちぼちと電子書籍でおもしろそうな本ないかな?と調べているなかで、この本を見つました。

アマゾンの説明によれば、著者のリチャード・ホブデイ氏は、

工学博士。公認技術士。英国エネルギー・インスティテュート会員。建築環境における太陽光と健康についての研究の第一人者。エネルギーの保存や太陽光に関する技術の研究により、イギリス・クランフィールド大学工学大学院より博士号を授与される。1980年代より、エネルギー効率を高めた建築が健康におよぼす影響を研究。機械工学、サステイナブル・デザイン、都市計画、感染症予防、公衆衛生と多彩な分野を結びつけ、太陽光線と戸外の新鮮な空気を積極的に取りこむ建築を追求している。(アマゾンの紹介文をそのまま抜粋させていただきました。)

という人物のようだったんです。

そんなわけで、建築環境における太陽光と健康についての研究の第一人者という点が気になり、実際に読んでみたわけです。

ただ内容は、結論からいえば期待した建築の話はなく、純粋な医学と健康関連の話が続くものでした。

とりあえず太陽光と健康についての知見が満載だったので、読み応えはあり、健康についてやビタミンDの大切さについても学ぶことはできたんですけどね。

そんなわけで、リチャード・ホブデイ氏の専門でもある建築環境における健康といえば、病院建築がぱっと思い浮かべますし、実際、建築学科時代の友人にも病院建築に関わっているものもいます。

ただ今僕が探しているのは、そういう専門的な建築だけでない知見なんですよね。

とにかくコロナの影響もあって建築への知見も日々変化していくことを実感している今日このごろです。

やはり建築は深い。

そんなわけで今回はとりとめない感じになってしまいましたが、いま思っていることを雑記がてら書きたくなり残しておくことにしました。

では。

光触媒が気になるわけを考えてみた

最近、建築学科時代の大学同級生の友人が光触媒関連の商品を扱う会社(→ 光抗菌プロ(ADVINTAGE)を立ち上げたということで、連絡もらっていろいろ話をしてみて、その後、独自で光触媒のことを調べているんですが、なかなかおもしろいですね。時々気になるものはarchiclue.でも紹介していたりするんですが、とくにその中で印象的だったのは、先週流れていた「光触媒技術で新型コロナ99.9%不活化 東大チーム」というニュースでした。内容としては光触媒技術を使った空気清浄機が空気中に浮遊する新型コロナを99.9%不活化できることがわかったというニュースです。

これはなかなか画期的なことなんじゃないですかね。

ただ空気清浄機といってもいろいろなものがあり、空気噴霧の問題もいろいろ取りざたされているなかなので、僕自身もいろいろな疑念が払拭できなかったのでさらに情報収集を続けてみるとですね。

おそらく上記の動画ニュースと同じ内容の話でさらに詳しく取り上げている記事がTECH+というマイナビニュース系のサイトで公開されていました。

→『東大など、光触媒でエアロゾル中や液体中の新型コロナの無害化に成功

この記事によれば今回のは東京大学とカルテックによる実証実験のようですね。

ちなみにカルテックというのは光触媒技術を応用した空気清浄機などを制作しているメーカーで、最初に取り上げた大学同級生の会社のサイトでカルテックの空気清浄機をレンタルまたは販売していて、そこで僕も知りました。

あとこの動画もそんななか見つけたもので2020年11月に公開された動画で、すでにarchiclue.でも紹介しているものですが、カルテックとはどんな会社なのかを知るのにはいいニュース動画だと思います。

まあそんなわけで、大学同級生の話から知った光触媒なわけですが、よくよく考えてみれば、僕自身、このブログの自己紹介でも書いてますが建築を学ぶ前に地元の大学で生物工学らしきものを学んでいたりしてるんですよね。(汗)

しかもそのときの同期がシャープに就職したものもいたりしたので、そういう意味では、つながりがないというよりも、むしろ二刀流ではないですがけっこうつながりがありそうな気もしていて、自分が直接関わるかとか関わらないとかそういうこと以前に頭の中ではいろいろとよからぬ妄想(笑)が広がっている今日このごろではあります。

ちなみに2019年のニュース「藤嶋昭 光触媒反応を発見した東京理科大栄誉教授」では光触媒を発見した人は日本人で、その方の研究はノーベル化学賞(以前に吉野彰氏が受賞したことで有名ですね)の候補にも名前が挙がっているそうですね。

いやはや、偶然知ったこととはいえ調べれば調べるほどいろいろなことがわかってきて興味深いです。
ということで、今回はリンクの多いものとなりましたがこんな感じです。

追記20210601:動画も貼り付けているのですが、どうもパソコンではきちんとみられるのですが、スマホでは記事に貼り付けた動画がみられないパタンもあるようなので、動画へのリンクも張り直してみました。あしからず。

追記20220904:東大チーム関連のニュース動画がyoutubeで非公開になっていたので、関連する内容を一部訂正しました。

PLATEAUはパラレルワールドの最初の一歩?

国土交通省が2020年度の事業として全国56都市の3D都市モデルの整備を完了したことを発表したというニュースがありましたね。
PLATEAUいろいろ可能性ありそうですね。

SNSなんかでのゲーム系やCGパース系の人のつぶやきみていると、今の状態でもけっこうできそうなことが見えてきていますよね。
すでにゲームのようなパラレルワールドの世界をつくっているひともいるようですしね。
個人的には、設計事務所時代にCGパースを任されることも多くて、一時期、CGパース屋さんに転職しようかと本気で考えたこともあった身としては(笑)、そっち系の意味でもPLATEAUは気になる存在でもありますかね。
自分が直接関わるかとか関わらないとかそういうこと以前に。
とりあえず今は、自分のこれまでの経験も踏まえながら、archiclue.で取り上げるための情報収集もしていきますが、なにかおもしろうそうなことでもあれば、ここでも取り上げたいなあとは思っています。
(archiclue.のTwitterではなかなかそういうことを気楽につぶやく流れにしていなかったこともありますし、元々ここではそういうことをさらりとつぶやきがわりに書くことも想定していたこともありますしね。(そんなこともあり直近の過去記事でもそういう雰囲気になっています。))

せっかくなので、「LATEAU Concept Film」なる、youtubeの国土交通省Project PLATEAUのページにて、最近公開されていたコンセプトムービーなど(個人的にはプロモーション動画と同じだとは思いますが、PLATEAUの公式Twitterでは、コンセプトムービーと言われていたので、この言葉を使ってみました。)。

ただ、ナレーションの女性の声が、森ビルのプロモーション動画の人の声とすごく似ているので、なんとなく脳内で森ビルの動画とかぶってしまうところがありましたけど。

最後に、PLATEAUの公式サイトへのリンクものせておきます。
ちょっと前は、Chromeブラウザでみてみると真っ白な画面だけが表示されていましたが、現在はきちんと表示されるようになったみたいですね。
PLATEAU [プラトー]
とりあえず、PLATEAUはなんぞやという方は、この公式サイトをみてみることをおすすめします。

PLATEAU [プラトー]
https://www.mlit.go.jp/plateau/

ということで、書き終えてみてタイトル見直してみると、なんかおおげさなタイトルつけてしまったようで申し訳ないですが、今回はさらりとこんな感じです。

追記:20210601:スマホでは動画が見られないようなので、動画への直接リンクを追加しました。

ソニックレーシングをやってみる

上の画像は、ゲーム画面をスクリーンショットしてみたものです。(ゲーム途中でむりやりスクショしたので、1台だけしか写ってません。たぶんもっとうまいやり方があるのかもしれないですけど。)

このまえのハイパーICCのこともあり、そういえばということでApple Arcadeのことを思い出し、ソニックレーシングをプレイしてみたんですが、CGはきれいだし(上の画像でいえば、道路の勾配具合やらまわりの景色のCGはかなりのものですよね)、操作性も敏感だし、iphoneを新しくしたかいもあったかなという感じですね。

ちなみにソニックレーシングとは、セガから発売されているレースゲームですね。
公式サイトをみてみると、任天堂スイッチやPS4などでプレイできるみたいです。
そういえばSEGAのゲームをするのは久々ですね。バーチャロン以来。(^^)
バーチャロンは昔、ゲーセンで気晴らしにけっこうやってました。。
まあたいしてうまくもなかったですが。
90年代後半の話ですけど。

あとは、この前のPLATEAUの座談会でもポケモンGOの中の人がでていたとおり、やはりこのあたりと建築やまちづくりの話がどうつながっていくのかなという点でもちょっとばかりまじめに気にしてみようかなと思ってみたり。
まあそうでもないとここに書いておく意味もあまりないかもしれないですからね。(笑)

ということで、今回はこんな感じです。

2021年

昨年はたいへんな状況でしたが、今年はよくなるといいですね。

さっそくですが、このブログについては、まあ更新状況もこんな具合だし、他の活動との兼ね合いもあるのでまあぼちぼちと続けていきたいなあと思っています。

ただ今年はもうすこし楽観的な気分で書きたいなあとは思っていますけど。

あとarchiclue.のほうについては、気がつけばこのブログとは違ってほぼ毎日更新しているというのは個人的には驚きですね。

ちなみにお知らせブログでもそのうち書くとは思いますけど、1ヶ月のアクセス数のほうが、先月は26万台、11月は27万台と昨年と比べると倍の結果となっています。

建築やまちづくりに関わる話題ばかりとりあげさせてもらってますが(自作の写真や地図もありますけどね)、それでもこれだけみてくださっていると思うとやはりついつい更新してしまうというのが今の気持ちです。

見てくださっている方々には感謝です。

またarchiclue.では、昨年から環境系の話題もけっこう取り上げています。

今までもそれなりにニュースで環境の話題が出ていたときは取り上げていたと思うのですが、やはり昨年のあれ(あえて言いません。ハリーポッターでいう「あのひと」と同じ感じで)の影響も強いと思います。

特にあの緊急事態宣言のときは、日本中の活動がいっせいに止まり、身近なところでは大気というか空気がきれくなったという話もありましたが、外を歩いていても緊急事態宣言前と比べて風が毎日強く吹いているなあと感じることが多かったんです。

そんな時期に、50キロ弱の道のりを自転車で走っているときに、風の音にまぎれて地球の声を聴いたような気がしたときから、地球のことをもっと知りたいと思うようになり、そんなこんなで今にいたるという感じですかね。(けっこうまじめです。笑はいれませんよ)

とにかくいろいろな環境系のニュースをみるたびに、僕の勉強不足というか知らないこともたくさんでてきて日々勉強になっているという感じです。


写真

最後は、ああいう状況だったこともあり、自発的に美術館などに行く気分でもなかったのですが、先月たまたま所用で近くを通ったときに、表参道のGYRE GALLERYで開かれていた名和晃平さんの個展「Oracle」を見てきました。
写真はそのときのものです。
ああいう場所でしたが、当日は時期も時期だけにギャラリー内には僕一人だったのでじっくりみることができました。

とりあえずご報告までに。

では今年もよろしくお願いいたします。

部屋の整理

最近は、あれですね。
古い本をすこしずつ手放しているので、空きスペースが次々とできて、そのたびに室内レイアウトが気になってしまい空き時間ができると部屋の整理をしてしまいますね。
おかげでブログなどの記事を書く時間までそちらにまわしてしまうことも多くなりがちだったので、このブログもすこし更新が滞ってしまいましたよ。
でもまあ処分(といってもきちんとリサイクルされるような方法でという意味ですが)のほうも先が見えてきたので、またおいおいこのブログも含めて更新頻度あがるかもしれないです。
と言いつつも、そろそろ年末で大掃除のシーズンなので、それもしないとですな。
なかなか悩ましい毎日ですね

写真はおまけがてらですが、原宿のイケアで撮ったものです。
最近イケアに行くともっぱら空きスペースに置く小物だったりキッチンで使う小物を買うことが多くなりましたね。
使うたびにいろいろな気づきが得られるので楽しいですよ。

またそのことはここで書くかもしれないですし、書かないかもしれません。(笑)

そういえば、1週間ほど前に渋谷のイケアがオープンしたみたいなので、そちらもそのうち行きたいなあ。

ということで今回はさらりとでした。

デロリアンと環境

今日(10月21日)は 「バックトゥザリサイクルの日」だそうです。

調べてみると、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する車「デロリアン」に由来する記念日のようですね。

デロリアンはごみを燃料にした車型のタイムマシーンというのは知る人ぞしることですが、劇中、そのデロリアンが到着する未来が2015年10月21日であることから、その10月21日を「ごみがごみでなくエネルギーに生まれ変わる日」として上記の記念日としたとのこと。

ちなみに、2015年10月21日の第1回記念日には古着などをバイオエタノールに変えた燃料で実物デロリアンの走行イベントが開かれたことも有名ですよね。


写真1

せっかく話題にでたので、8年前にお台場で撮ったデロリアンの実物大(模型?車?)の写真など。(写真1)

今もあるのかどうかわかりませんが、当時はこんなものもあったんですよね。

当時はコンデジで撮っていたので、室内で暗めということでぶれぶれですが。。

でもこの無邪気な写真をみると、この数年で写真の知識とスキルは一気に深めることもできたのだなあとも思えるし、今回の決断の一員にもなりそうなので、あえて載せてみることにしました。

イケアでみつけたクリスマスツリーと家型ランタン。

イケアでみつけたクリスマスツリーと家型ランタン。
シンプルすぎてなんか建築模型みたいだったので、この前おもわずメモがわりに撮っておいたんですが、せっかくなのでこの機会に。? 
イケアの公式HPみると、クリスマスツリーのほうは「VINTERFEST ヴィンテルフェスト」、家型ランタンは「VINTERFEST ヴィンテルフェスト」という名前がつけられていました。
ちなみにこれらの小物はイケアらしくすべて固定されていました。
あと、この時、家型ランタンは買わなかったのですが、別のデコレーション照明を買ったら、6時間たつと自動で消えるタイマーなんてのもついていました。この機能にはなにげにびっくりしつつも、実は他のイケアの商品でもいざ使ってみると、今の照明だけに限らず見た目だけではわからなかったちょっとした使いやすさや使い手のこと考えたつくりとなっていたりして、値段の割にほほーと思うことが多いですかね。
しかも無印良品なんかと比べると、世界中で大量生産そして販売されているためか、同じような機能積んでいるものなら下手すると3分の1くらい安いかなあという実感があります。
世界展開おそるべしと勝手ながら思っている今日このごろです。(笑)
それはさておき、まあこの時期にイケアに行くと、いろいろと日本のインテリアショップとはひと味違ったクリスマス関連の小物もたくさん売られていて、おもしろいですかね。

ということで、いろいろ話が脱線してしまいましたが、よいクリスマスをお過ごしください。

まさかの

今日は、ひさびさに新宿のオゾンへ。
先月号の新建築住宅特集に、明大時代の同じ研究室だった橋迫君が関わった住宅が掲載されていたのをきっかけに、いちおう会員になっているので、ひさびさに7階の会員専用のライブラリーで建築雑誌のバックナンバーをゆっくり読もうと思っていたんです。

でもせっかくなので、なんかイベントでもオゾン館内でやっているかなあと公式ホームページを見てみたら、「日々是自由な小空間 展」なるイベントをやっていることを知ったのが昨日でした。

昨日までこのイベントのことは知らなかったのですが、なんとこちらも明大時代の学部時代の同級生の三輪さんの作品が展示されているイベントだったんですよね。(ちなみに彼女とは研究室は違ったけれど、設計の授業で一緒のことがあったのですこしは面識があるはず。)

とにかく新建築住宅特集を最近読んでいなかったら、そういう気分にもならずそのまま気が付かなかったと思うので、まあ、そういうタイミングは重なるというかなんというか。

あとは現地にはさすがに本人はいませんでしたが、どうやらというか当たり前ですが、この小屋は売り物みたいでしたね。
なるほどなるほど。
しかも監修は田路先生。
大学時代は建築史の授業でお世話になった先生でもあります。

みんながんばっているなあ。
でもまあ僕も自分のできる範囲の中で、一歩ずつ歩いていくしかないんですよね。

と、先日のイチローさんの引退会見での言葉を思い出しつつ、しみじみとなった今日(というか昨日)の夜でした。

(なお、今日はオゾンのライブラリーに行く前に、立ち寄って作品を撮ってみたのですが、以前に館内でSNSにあげるためでも中の写真撮影はだめ(いまどき・・・)という感じで、注意されたことが過去にあったので、今回は確認とるのを忘れたので念の為載せませんけど、現物はホームページにある写真の小屋と同じものでしたね。)

ということで、昨日の今日でなんですが、急に書いておきたいことができたので、テンションが落ちないうちに書いておくことしました。

汐留とジブリ時計と築地をリコーTHETAで360度撮ってみた

9月の最初に汐留と築地をリコーのTHETAを持って歩いた時に撮ったものをまだ公開していなかったので、今回ここにて紹介しておこうと思います。


写真1

まずは汐留で、汐留駅すぐそばの歩道橋から撮ったものです。(写真1)

写真1だとわかりにくいので、例のごとくリコーTHETAの360度写真をあげて360度ビューでみれる形式にしたものをGoogleフォトにあげておきました。
「汐留」THETA360度写真
(なお、リンク先では、最初の画面はベタッとした写真だけなのですが、写真内にある反時計回りの矢印をクリック(またはマウスの左クリックを1回)すると、360度写真が観覧できる形となりマウスの左クリックを押しながらグリグリ動かしたり、ホイールで拡大縮小してみたりと、まわりの景色を360度堪能できます。)
このあたりは日本テレビや電通などをはじめとする高層ビルとゆりかもめの走っている姿がちょうど見える位置なのです。
しかも僕自身が歩道橋にいるので、下を見てもなにか風景が見えるという場所なので、THETAで撮るといろいろとおもしろい写真になったかもですね。


写真2

次は、日本テレビのビル内にある「宮崎駿の日テレ大時計」の前で撮ったものです。(写真2)
で、360度ビューはこちら。
「ジブリ」THETA360度写真
あの宮崎駿監督が手がけたという、からくり時計とあわせてまわりの景色を撮ってみたくなり訪れてみました。
ちなみにこのからくり時計、1228枚の銅板を1枚ずつ加工して作られたとか。
しかも、名前のとおり動きます。
最近はあまり話題にならないようですが、できた当初はすごい話題になりましたよね。
なお、公式サイトによれば、このからくり時計の作動時間は「月~金:12時、15時、18時、20時」「土日:10時、12時、15時、18時、20時」とのこと。


写真3

最後は汐留からなら徒歩数分の場所にある、話題の築地市場も撮ってきました。(写真3)
360度ビューはこちら。
「築地」THETA360度写真
このときはまだ移転前なのでしっかりと稼働してるシーンを撮れました。
ただ、中に行く時間はなかったので、外観のみでしたけど。
築地については、いろいろな方々が語っている中(例えば、築地ワンダーランドや築地などなど)、この前見つけたポール・スミスさんのyoutube動画「Paul Smith | Tsukiji Fish Market」が気になっています。

とにかく、僕的には築地ブランドはなんらかの形でうまく残してほしいなあと思いつつも、豊洲も運営が始まったからには頑張ってほしいとも思っています。

虎ノ門ヒルズをぶらり


写真1

一昨日の土曜、歌手のbirdさんのイベントライブが虎ノ門ヒルズ内で開催されるということで見にいってきました。
写真はその時のものです。(写真1)

oval plazaからのビルとオブジェです。
手前のオブジェというかパブリック・アートは、ジャウメ・プレンサさんによる「Roots」という作品とのこと。


写真2

そして、最後はライブ前の会場の様子です。(写真2)
パブリック・アートもライトアップされていていい感じでした。

追記20220904:動画がyoutubeで非公開になっていたため、一部記事に変更を加えました。

新宿御苑にて

今日は新宿に用事がてら、入場料がただということを思いだしてついでに新宿御苑をぶらりと。
散歩にはお金はいらない。そう再認識した日だったかも。
それはさておき、御苑内には植物園があるのですが、そこが新しくなっていました。

ていうかなぜかしらんですが、ここたしかどこぞやの組織事務所が設計したところだったなあというのは覚えていたので、それもあって寄ってみたわけなんです。(あとで調べたらここ日本設計の設計でした。)
そんなわけで建物内外をおもわずぱちぱちと。

室内の植物を堪能しつつも高低差のある道もけっこうあったので、また今度すいてる時にでもきて坂道探索もしてみたいとまずは思ったのでした。

ただこういう温室で植物に囲まれていると、僕自身は建築まなぶ前のあのもんもんとした地元時代、暇だったので本ばかり読み(といってもたいしたことないですが・・・汗)、音楽を聴きまくり、映画を時々観て、そのあまった時間に(笑)温室栽培の研究の手伝いのようなことをしてたあの日々のことを突然に思いだしてしまいなんかしみじみしてしまったわけなんですけど。。
まあそれが強みになるのか無駄になるのかはこれからの僕次第なのかもしれないですけどね。

ということで、g+にのせようと思ってのらりくらりと書いてたらなんか日記みたいになってきたので、またこのブログにのせとくことにしましたので、あしからず。

路上観察展に行ってみる

すでに展覧会がおわってから、3週間くらいがたってしまいましたが、以前にもすこし紹介した東京オペラシティで開催されていた「藤森建築と路上観察展」をみてきたのですが、なんと言っていいやらいいにくいのですが、個人的にはすごく癒されるという感じの展覧会だったなあと。

まずは靴をぬいで場内へ入るというふつうの展覧会ではなかなかお目にかかれない入口をぬけると一気にくつろぎモードにはいり、入口そばのすみっこのほうにあったコーナーでNHKの番組で放映された”高過庵のドキュメンタリー”などを見てほんわか気分になりつつ、さらにその奥にあった藤森さんたちが会場内でつくった小屋らしきもののなかで流されていた路上観察の成果というか映像をたんたんとビデオ上映で流しているコーナーでは、まるでタモリ倶楽部を見ているように(笑)、自分もそうだったのですが、みんなでくすくすと笑いながら見るというのが、なかなかよい感じで、これまでの建築系の展覧会にはなかった雰囲気がやはり印象的でした。

そして、さらに途中にあった大きな建築都市模型(藤森さんの終末思想をあらわしたような模型だったかも)のはしっこにあったくずれた東京タワーはなんだったのだろうと思いつつ、なにか考えさせられるつつも・・・、そのあとのゆるい感じの路上観察の紹介へと続く感じは、見せたいものをばーとみせてから、ゆっくりとという感じは、なにかいろんな意味で参考になるなあという感じでした。

あと、これは余談ですが、路上観察学会のメンバーといえば有名な方々が多いのですが、それ以外にも、藤森さんと歌手の小田和正さんとが、同じ大学の建築学科の同級生だったとは・・。ちなみにこのことは展覧会ではそんなことは書いていませんでしたが、建築の専門誌(日経アーキテクチャーです)などでは、ちょうど藤森さんの周辺話題として大々的にとりあげられていたので、有名なお話かもしれませんが、はずかしながら今まで知らなかったことだったし、小田和正さんは昔から大好きなアーティストだったのでちょっと驚いてしまいました。

ということで、すこし話がそれてしまいましたが、またこれらのイベントがあれば、ぜひ参加したいなあと思った展覧会でありイベントだったかもです。

タイムズスクエアの空中廊下

空中廊下はなかなかいい感じ。
でもここには上にも廊下があったりします。
二階に比べて歩く人もかなり少なめ。
でもこれを無駄というのは時期早々。
遠くからみればかっこいいのです。

でもそれだけです。
でもそれでいいとも思うんですよ。
自己満足という選択技だってあるはずだから。

お茶の水の自由の塔より

自由の塔からの眺めです。

遠くには東京ドームそばのあの高級ホテルも見えています。
だいたい同じ高さくらいかそれ以上はありそうですね。
景色眺めながら食事するならけっこう高そうかも。
でも自由の塔でならだれでも格安おてがるに食事もできます。
やっぱりぼくはこちら側のほうがいい。

17階からの眺めはどうですか。
おそらく地上とは68mくらいの高低差はあるかもですよ。

社会と建築メディアと・・・。

最近、なんとなく思うのですけど、なんていうか、普天間問題の今の日本のメディアの流れは、どちらかといえば首相たたきみたいなことにおちいっている感じがしなくもなく、乱暴な言い方ですけど、自身の視野の狭さみたいなことについては自覚せずというか反省せずというか、なんとなく、トップを馬鹿にすることで話を進めているような気がしてしょうがないんですけど、それと同じようなことが建築系業界でもあるのかもなあと。(えらく、視野が限定してしまいますけどね。。)

うまくはいえないですけど、まずひとつは、建築家たちが好き勝手にまちにつくった建築はよくないとか、なんとか・・・。
いきなり話がとびぎみですけど(汗)、たしかに奇抜な建築は、日本では受け入れられにくいというか、見てみぬふりをされているというか、そんな感じはあるのかなあと。。
でも、そういうものがあるから、ふつうの住宅もひきたつわけでありまして。。(なにがふつうの住宅かという話は語りだすと長くなるので、ここでは割愛させていただきます。)
おそらく、日本中の建築が、みなハウスメーカー住宅やらゼネコン建物になれば、おそらく・・・・、まあ、想像にかたくないとは思いますけど、あまりよい精神風土は育たなくなるかもですね。
風景やまちをみても、思考停止状態というか、なんというか。。
(でも、ここでひと昔前みたいに、建築家なんかがハウスメーカーやらゼネコンをこ馬鹿にしていたような、これまた別の意味での思考停止状態にもおちいりたくはないですので、こんどは別の視点でみてみるとですね。)

そして、建築も完全にビジネスの仲間になってしまうと、もう、これは、人々が建築自体を批評・批判できるという状態でなくなるわけで・・・。
まあ、芸術系ならば、ちょっと雑なまとめかたですけど、「あいつの作品はだめだよ、自分にはもっと違う考えで、つくるなり書いたりすることができる。」なんてことを言っても、言われても、まあ当事者はむっとすることはあれど(笑)、そういう文化なんだし、自分のあらたな作品でみかえしてやればいいや、なんて思うことできますけど、それが、ビジネスとなると、本当にドライになってしまい、しまいには、あいつをつぶしてしまえ!とか、ひと昔まえ(これは幕末とかそういう時期、まあ龍馬伝なんかの時期を想像してますけど)なら、殺してしまえ!なんてそら恐ろしい流れにもなるわけで、やはり、というか、かんというか、そういう意味でも、最近(もしかしたら昔からなのかもしれないですけど)、そういう建物批判というか批評みたいなものに、みな敏感で、僕なんかは、なんでそこまで、神経質なんだろう?人それぞれで違った見方があるはずなのに・・・、なんて思うことも多々あったんですけど、なんていうか、建築が昔に比べて、さらにビジネスよりの方向にいってしまえば、やはり、そうなってしまうのかなあ、なんて思ってみたり。。
そして、そういう流れはおそらく、さらに加速しそうな感じですし。。

建築家は建築家であり、やはり人の子、日々、建物の設計ごとに大半の時間をおわれているわけであり、ゼネコンなりハウスメーカーだったり不動産会社はやはり、建物ビジネスであり、そういう視点で世界と接しているわけで、そういうなか、日本のことも考え、地域の住民のことも考えよ、なんてよくいう人もいますけど、こういうのは、建築家にとっても会社にとっても、酷な話なんじゃないのかなあなんて、思ってみたり(笑)。

そんなこんなで、まあ、うまい考えではないかもしれないですけど、実は、そういう作品を紹介したりする建築メディアの側が、もっと、視野をひろくもって、しかもそういう見渡しのできる立場も時間もあるわけで、タレント記者みたいに建築家の作品のおしりばかりおって、建築家なり建物会社にこびるばかりではなく、あらたな提案なりを考えていくくらいのことをしないといけないのかもなあと。
そして、あわせて、こういう世界があるということを、もっと専門以外の人たちにも、わかるようにおもしろおかしく、伝えていくことも大事なんじゃないかなと。

と、そんなことを突然思いたち、このサイトでも、すこしばかり実行できることはないものかのお?とえらそうに思ってみたり。

でも、まあ、家(建築)があるから人が集まるというよりは、本来、人がいて、そこにみなが集まるから家ができ、まちができるわけで、そのことは忘れないようにしなきゃなあと。。

そして、僕の神戸でのあの体験の見えない返事みたいなふわふわとしたものを探しだすには、枠をひろげて、もっといろんなことを考えないといけない時期にきているのかもなあと・・・。
(じゃないと、あたまが割れてしまうかも(笑)。)
そうか、それならば、あのとき、ぼくは一度、死んでしまったんだと思えば、なんでもできるような気もするし・・・。
うーん。
うーん。。
わからんです。

(ということで、そんなことを考えてみた5月のとある日のメモでした。まあ、これらのことは気楽に聞き流していただければ、幸いです。(笑))

建物言葉考察3(建築)

今回は、“建築”という言葉について。
この言葉については、あまり深入りしてもあれなので、さらりといきます。
このブログでも、建築、建築・・・といろんなところででてくるので、自分なりに気になるところをすこしばかりふれてみることにしてみます。

一般的に、建築といえば、おそらく建築士だったり、Yahoo!辞書には、『家屋などの建物を、土台からつくり上げること。また、その建物やその技術・技法。』、goo辞書なら『家・橋などをたてること。また、建造物。狭義には、建築物を造ることをいう。普請(ふしん)。作事。』なんてことが書いてあり、ふつうはそんな感じのことを思いうかべる方が多いかもですね。

ちょっとびっくりしたのは、goo辞書のほうでは、どうやら、橋をつくることも建築という意味になるんですね。
僕の中では、これ(橋をつくること)は、“土木”の意味としてとらえていたんですけど、普請という意味も含まれているということは、僕がいままで習ってきた建築という意味とはちょっと一般的な解釈とずれがあるのかもなあと、思ってしまいました。。
なお、普請について、Yahoo!辞書で調べてみると、『1:家を建築したり修理したりすること。建築工事。また、道・橋・水路・堤防などの土木工事。/2:禅寺で、多数の僧に呼びかけて堂塔建造などの労役に従事してもらうこと。』とあります。
ちなみに、“土木”のほうも、辞書で探してみると、なかなか興味ぶかいことが書いてありますよ。(ここでは、ふれませんけど。)
あと、余談ですけど、ある意味建築小説の一面もあるともいえる「大聖堂」という海外小説の中の教会を建築する話の項なんかでは普請といっているセリフが多発していたと思います。

こまかい設定というか区切りの話をしていると、延々と長くなるので、今度は、「建築学用語辞典」で、“建築”を探してみると、
『1:建物のこと。Architectureの訳語として用いる場合には、美的文化的価値に着目した時の呼び名。
2:建築物を造ること。法的には、建築物を新築、増築、改築または移転すること。
3:建築物を設計したり造ったりする技術、あるいは学問の分野。土木などに対していう。』
とありました。
基本的には、一般の国語辞書とあまりかわりないことが書いてあります。
とりあえず、この意味の中で、おそらく一般の人と建築学科なんかで学んだ人たちとの解釈の違いみたいなところは、辞書の一文の中の「Architectureの訳語として用いる場合には、美的文化的価値に着目した時の呼び名。」という部分なのかもなあと個人的には思うんですよ。
だから、ご存じのとおりかもしれないですけど、建築系の雑誌に「新建築」なんてのもあり、このタイトルの“建築”という言葉には、このArchitectureの訳語の意味が含まれていると思われるわけで、これまた著名な建築家のかた(まあ作品集なんかをだされている活発な活動しているかたなんかは特にですかね)が使う“建築”という言葉にも、同様の意味が含まれているわけですね。
どちらかといえば、文学ならぬ見学、あっ、ちがいましたね・・、それでは、建学、あっ、これも学校を創設することという意味になるので、使えないですけど、そういう感じで、文章にたいしての文学というくくりみたいなものが(かなり強引ですけどね)、建築では、ごっちゃになったというか、一緒になっちゃったような気がするんですけど、どうでしょうかね。。
とにかく、“建築学”という言葉はありますけど、どちらかといえば経済学とか工学とかと似た感じで実務的な意味合いのほうが強いのかも。
“建築”と聞いて、文学的というか政治的というか芸術的というか、そういう思想てきなものを思い浮かべる人って、この日本でどれくらいいるんでしょうかね。

ただ、最近“建築”という言葉を思うとき、一般的な現実に空間をしきるその形や考えなんかに対して、妄想や思考の中での区切りみたいなその周辺のモワっとしたものもどこかにあるはずなわけで、これらをすこしでもつかんでみたいとも考えているわけです。
そのもわりがふわりかもしれないし、ピカリかもしれないし、モヤモヤなのかもしれないのですけど(笑)、とにかく、そういうなにかを探してみたい衝動にかられている今日この頃ですよ。。

そんな感じですので、書いてて、混乱してきましたし、ほんと僕の頭ではどうしようもないので、今日はこれぐらいでおわりますけど、ウィキペディアにも“建築”という項目があって、これまた、ここだけで、何冊も本がかけそうなくらいのひろがりがありそうなので、今日は、こちらへのリンクだけを残して、おわりたいと思いますよ。
建築(Wikipedia)
ついでに・・・、
普請(Wikipedia)

※今回利用した辞典、事典
ヤフー辞書
goo辞書
ウィキペディア
建築学用語辞典(第2版)

建物言葉考察2(ラーメン)

今回は、ラーメンという言葉。
おそらく、この言葉を聞いてまず思い浮かぶのは、まちがいなくあの・・・。
まあ、食べ物というか、麺のラーメンですかね。
別名、中華そば。(笑)

ウィキペディアでは、
『ラーメンとは、汁(スープ)に茹でた中華麺を入れた日本の料理。』
とさらりと書かれています。
そうでしたか、ラーメンは日本の料理なんですね。
てっきり、中国のものと思っていました。
そういえば、学生時代のフランス旅行で、パリのとある場所にラーメン店があったので、思わず、そこで食べてみたんですけど、そのまずさといったら・・・。
結局、店主の顔というか視線を完全無視して、テーブルにあった醤油やらその他調味料で、独自の味にしたてて、ズルズルと食べてしまったことを思い出してしまいました。。

ただ、このラーメンという言葉、Yahoo!辞書でも調べてみると、『ラーメン:
構造物の部材間の結合が、外力による変形に対して抵抗作用をもつ剛接合でなされている骨組み。剛節架構。』
と、書いてあり、ラーメンといえば、この解説しかでてこなくて、なにやらきちんとした建築用語の解説らしく、ちょっと不安になったので、goo辞書のほうでも調べてみると、
『ラーメン:
〔中国語。本来は引き伸ばして製する麺(めん)のこと〕中国風の、水(かんすい)麺を用いた汁そば。焼き豚・メンマなどを具に添えた醤油仕立てのものが普通。支那そば。中華そば。』
と、もうひとつのというか、一般的に知られているラーメンについても書かれていましたよ。
ちょっと安心。(笑)
ちなみに、Yahoo!辞書は、大辞泉と大辞林の辞書切り替えができるみたいで、上のは、大辞泉の用語みたいです。。
なので、大辞林のほうに切りかえてみると、
『中国風の、水(かんすい)麺を用いた汁そば。焼き豚・メンマなどを具に添えた醤油仕立てのものが普通。支那そば。中華そば。』
とでてきましたよ。(切り替えはややこしいですね。。なので、今後は、大辞林バージョンのみでいくということで・・・。)

それで、今度は、「建築学用語辞典」のほうで、調べてみると、
『ラーメン:
各節点で部材どうしが剛に接合された骨組。外力に対して曲げモーメント、せん断力、圧縮軸力および引張軸力により抵抗する。』
なんてことが書いてありましたよ。
これは、おおかれすくなかれ、ネット辞書の内容と比べてみても、それほど違いがない感じですかね。

こまかいことをいっていたら、きりがないですし、僕自身、専門家ではないので、つっこんだ解説はできないですけど、詳しく知りたい方は、ウィキペディアに、関連内容がありましたので、どうぞ。
ラーメン (骨組)
ちなみに、このウィキペディアの解説の最初のほうに、「発音は同じではあるが、食品のラーメンとはまったく関係がない。」てな具合で、さらり書いてあったりしているのは、ナイスな一文かもですね。(笑)

ちなみに、この建築用語での“ラーメン”という言葉が、なんでこれまた、メジャーな食べ物のラーメンとかぶってしまったかというと、どうやら、ドイツ語で額縁のことをラーメン(Rahmen)というらしく、そこから形というかイメージが似ていることから参考にされて、この建築用語でのラーメン(いちいち書かないといけないないのがめんどくさいです。。)の語源になったみたいですよ。
まあ、なんというか、外ばかりみて、日本語のことをおろそかにすると、こんなややこしいことになるという(これまた個人的な思い込みですし、こんな例もそれなりにあるとは思いますけど)、いい例なのかもしれませんね。

ということで、僕自身、昔、この建築用語のラーメンがなにかということをはじめて知った時に、なぜグニャグニャのラーメンというのが、あのかたい構造のラーメンと名前が一緒なのだろう?とずいぶん考えたことがあったので、今回はそんなことも思い出しながらとりあげてみましたよ。

※今回利用した辞典、事典
ヤフー辞書
goo辞書
ウィキペディア
建築学用語辞典(第2版)

建物言葉考察1(赤道)

第一回は、「赤道」なる用語です。

普通によめば“せきどう”ですかね。
ヤフー辞書では、
『赤道(せきどう):
①地球の中心を通り、地軸に直角な平面と地表との交線。緯度を測る基準となり、緯度は零度。
②地球の中心を通り、地軸に直角な平面と天球とが交わってつくる線。赤緯の基準となる。天の赤道。』
と、書かれていました。
簡単にいえば、北半球と南半球をわけているラインでもあり、その線上の地域は、暑いという感じが頭にふつふつと沸いてきます。
個人的には、2012年のあの説もなんとなく、この言葉から想像してしまいましたよ・・・。

それはさておき、今度は、今度は「建築学用語辞典」に掲載されている「赤道」について。
辞典をぱらぱらとしていて、赤道という建築用語があったこと自体に驚いたのですけど、ただ、この言葉、“せきどう”でひいてもでてこないんですよ。
実は、“あかどう”と読むらしいです。
それで、建築学用語辞典には、
『赤道(あかどう)
公図上で赤く着色されている、道路法上の道路としては里道、農道などの道路敷地。建設省が管轄する国有地。あかみちともいう。』
と書かれていました。
公図とは、地籍図(←書いてたらきりないので、リンクします。)のことらしいです。

そんな感じで、これといったオチはないですけど、一般的には、地上のとある地域をぶったぎる仮想のラインというかなんというか、そういう要素であるのにたいして、建築用語では道路敷地というなんだかわかるようなわからないような言葉が、かいてますけど、道路自体のことをいうみたいですね。
ちなみに、ネットでちょこっと調べてみると、赤道にたいして、青道(あおみち)とよばれるものがあって、こちらは、だいたい文字のイメージどおりというか、マイナーな水路のことをさすみたいですよ。

なんというか、この赤道の用語ひとつとっても、わざわざ超メジャーな言葉にかぶせなくてもいいのになあと思いつつ、そう考えてみると、僕の勝手な思い込みかもしれませんけど、建築用語って、ある意味、独特の歩み方をしているのかもなあなんて思う今日この頃ですよ。

あと、最後に、ここであげている国語辞書のほうなんですけど、四捨五入で計算すると、約30年ほど前の広辞苑がいちおう手元にあるのですけど(汗)、それを使うのもどうなのかなあということで、いちおう手元の辞書よりは内容が新しいであろうネット辞書のほうをこれからもメインに使っていこうと思ってますので、よろしくなりです。

※今回利用した辞典、事典
ヤフー辞書
ウィキペディア
建築学用語辞典
コトバンク 

建物言葉考察はじめ

まえに、雑誌『室内』をぱらぱらと読んでいて、専門用語について、あちこち話をひろげて語っているページを、たまたま見つけたんですよ。

手元にある、1997年6月号には、「言葉のいずみ」と「建築用語漫歩」なるページが該当するわけなのですが、これがまたおもしろくて。(汗)

あえて、あげてみると、「言葉のいずみ」のほうのページに、“風呂と湯”や“ベッド”というあまりに基本的な用語について、解説なのかコラムなのかよくわからない話の展開がひろがっていて、思わず、(笑)、でした。

なんというか、これ、以前、赤瀬川原平さんの『新解さんの謎』という文庫本の最初のほうの“新解さんの謎”の項での言葉あそびというか言葉探検というか、そういう話の展開とちょっと似ているかもなあと推理しつつ、そう思うと、今度は、手元にある数冊の専門用語辞典のほうも、いくつかをぱらぱらと眺めていたら、けっこうこれがまたおもしろいんですよ。

そして、さらに、家の本棚をあさってみると、なんと学生時代に買っていた専門用語辞典でもある、岩波書店から出版されている『建築学用語辞典 第2版』なるものも手元に実はずっと昔からあったりしたことに気づき、これまた、ぱらぱらしてみると、以外と知っているようで知らなかった建築言葉が満載でした。

そんなこともあって、そういう話のはしっこを、ちょくちょく、このブログ上で、できればいいかなという考えが、ふと思い浮かび、せっかくだから専門以外の人でもわかるというか楽しめるような話の展開も(できるかどうかわかりませんけど)考えながら、どうころぶかわかりませんけど、不定期ではじめてみようかなと思っています。

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