東京でもおしゃれなエリアとして知られている目黒区の自由が丘の駅前にて現在、再整備プロジェクトが進行中ということで、このまえ現地を歩く機会があったので、現況と再開発計画の概要についてふれてみたいと思います。
[自由が丘駅前の現状]
写真1(運営人撮影)
1ヶ月ほど前の東急電鉄・自由が丘駅の正面口改札前の様子です。
駅前に広々としたロータリーがあるのも特徴ですね。
写真2(運営人撮影)
今回取り上げる「自由が丘一丁目29番地区の市街地再開発事業」の計画地の現状です。
写真1でいえば、左側の様子です。
ロータリー奥にあった建物はすでになくなっていました。
計画では、ロータリーの奥に見えている仮囲いがなされているところに、中規模の複合施設ができるようで、2026年7月末に竣工を予定しているそうです。
[再開発計画(自由が丘一丁目29番地区の市街地再開発事業)の概要]
出典: 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合|東京都都市整備局
「自由が丘一丁目29番地区の市街地再開発事業」の計画地を地図に描いた図が東京都都市整備局のホームページでも公開されていました。
赤の点線で囲まれているエリアが現在工事中の計画エリアで、ここにできる複合施設が、今回の自由が丘駅前再開発の本命となるようです。
自由が丘駅前は、文化性やファッション性の高い店舗が立ち並ぶ商業地として知られています。
しかし、道路の狭さや建物の老朽化などの課題も抱えており、この再開発事業では、土地の合理的かつ健全な高度利用を図り、商業・業務・住宅機能を導入するとともに、足元での歩行者空間の拡充や無電柱化が進められ、より安全で快適な駅前環境が整備される予定とのこと。
出典: 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合|東京都都市整備局
完成イメージパースも公開されていました。
図の右側が自由が丘駅の正面口改札前のようなので、ロータリーから北東方向を見ているもののようですね。
出典: 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合
自由が丘駅側から施設の足元あたりを見ているイメージ図も公開されていました。
駅前の雰囲気を左右する大事な見え方の部分ですね。
出典: 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合|東京都都市整備局
複合施設の断面イメージ図も公開されていました。
地上15階、地下3階、高さ約60メートルの大型複合ビルのようです。
ビルには、1階から5階に商業施設、6階に事務所、7階に住宅・商業諸室、8階から15階に約170戸の賃貸住宅が配置される予定で、住戸タイプは1LDKから3LDKまで多様で、現代の都市生活に対応した計画になっているとのこと。
施設の設計は久米設計、施工は鹿島建設が担当。
この高さのビルならこのエリアのいろんな場所からも見えそうですね。
以上、自由が丘駅前エリアで進行中の再開発計画(自由が丘一丁目29番地区の市街地再開発事業)の概要と現状についてでした。
今後も、自由が丘駅前の再開発状況については見守っていきたいと思います。
地図
関連リンク:
→ 自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業 _ 目黒区
→ 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合|東京都都市整備局
→ 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合
→ 自由が丘の新名所「自由が丘 デュアオーネ」と『窓ぎわのトットちゃん』の意外なつながり – archiclue. [アーキクルー]