昨年の10月、自由が丘の「ピーコックストア自由が丘店」跡地に「自由が丘 デュアオーネ」ができたことで話題になっていましたけど、このまえ現地を歩く機会があったので、今回は「自由が丘 デュアオーネ」についてふれてみたいと思います。
[「自由が丘 デュアオーネ店」とは?]
写真1
自由が丘の新しいランドマークとして注目を集める「自由が丘 デュ アオーネ」は、東京都目黒区自由が丘にある新しい商業施設です。2023年10月20日にオープンしました。この施設は、日常を少し豊かにする食や雑貨、広々としたテラスなどが特徴です。
施設内には、ピーコックストアや様々な専門店が入っており、食事やショッピングを楽しむことができます。
ピーコックストアは産地、鮮度、旬にこだわった生鮮品、オーガニック、低糖質など厳選された商品が揃い、地元の人々に愛される存在となっています。
また「自由が丘 デュ アオーネ」は建築デザインのほうにも力を入れており、設計は山﨑健太郎デザインワークショップ+イチケン(実施設計)、施工はイチケンとのこと。
建築系専門誌「商店建築」では「JIYUGAOKA de aone」という、英語表記のしゃれた建築名で取り上げられていましたね。
フロア構成は以下のようになっていました。
屋上階:富士山が見える眺望スポット「Harappa(はらっぱ)」
4階:ペントハウス
3階:テラスとレストラン
2階:専門店が軒を連ねる「パサージュ」
地下1階・1階:ライフスタイル・食の「マルシェ」
地下2階:ピーコックストア
写真2
3階のテラスの様子です。
なお、この日は屋上階「Harappa(はらっぱ」にも訪れてみましたが、残念ながら富士山は見えませんでした。
【JIYUGAOKA de aone】コンセプトムービー(youtube/イオンモール)
youtubeにて、自由が丘 デュアオーネ(JIYUGAOKA de aone)のコンセプトムービーも公開されていたので、リンクしておきますね。
自由が丘 デュアオーネがどんな感じかも含めて、運営側が今後どういう施設にしていきたいかもなんとなくわかりそうな動画でした。
[『窓ぎわのトットちゃん』と「ピーコックストア 自由が丘 デュ アオーネ店」の関係について]
タイトルでもふれたとおり、現在、「 自由が丘 デュアオーネ(JIYUGAOKA de aone)」が建つ場所には、かつて黒柳徹子さんが通ったトモエ学園があったそうです。トモエ学園は、1945年の東京大空襲で焼失してしまいましたが、その後も多くの人々の記憶に残り続けています。
そして、黒柳徹子とトモエ学園といえば、『窓ぎわのトットちゃん』が有名ですよね。
『窓ぎわのトットちゃん』は、黒柳徹子さんによる自伝的物語で、1981年に出版されました。この本は、黒柳さんが幼少期に通ったトモエ学園でのユニークな教育体験を描いており、累計発行部数は2500万部を超える大ベストセラーとなりました。トモエ学園の校長先生や個性的なクラスメートとのエピソードが、温かくも感動的に綴られています。
そんな『窓ぎわのトットちゃん』の舞台となったこの場所に、新たな生活の拠点として 「自由が丘 デュアオーネ(JIYUGAOKA de aone)」がオープンしたことは、歴史と現代が交差する特別な意味を持っているともいえそうですね。
写真3
現地にあった自由ケ丘学園とトモエ学園の記念碑です。
せっかくなので、抜粋させていただくとですね、
『1928年(昭和3年)、手塚学衛は、泉湧き老松を仰さみるこの丘に、小学校と幼稚園を創設、「自由ケ丘学園」と名づけた。「自由が丘」の駅名と地名は、この学園名に由来する。手塚は大正から昭和にかけ、「自由教育」を唱導し、この地に理想の結実をめざしたが、1936年秋、志半ばにして没した。
1937年、小林(金子)宗作は手塚のあとを受け、ここに「トモア学園」をおこし、「リトミックによる創造教育」を実践した。1945年、戦災により学園は焼失したが、戦後幼稚園は復興し、1963年、小林の死去に至るまで、その教育は続けられた。
私たちこの地に学び育まれた者は、ここに行なわれた教育が、時をこえて生き続けることを願い、恩師への敬愛と感謝の思いをこめて、この碑を建てる。』
とありました。
自由が丘の地名と駅名は、自由ヶ丘学園の名称に由来していたんですね。
自由ヶ丘とトモア学園の関係、興味深いですね。
映画『窓ぎわのトットちゃん』予告 <12月8日(金) 公開>(youtube/東宝MOVIEチャンネル)
映画『窓ぎわのトットちゃん』あいみょん「あのね」主題歌PV<12月8日(金)公開>(youtube/東宝MOVIEチャンネル)
最後は、2023年12月と半年ばかり前に公開されていたアニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』の予告動画がyoutubeにて公開されていました。
運営人はこの記事を書くまで、この映画のことは知らなかったので、びっくりしましたね。
映画は、タイトルのとおり『窓ぎわのトットちゃん』を原作として、「ドラえもん」シリーズなどを世に送り出してきたシンエイ動画がアニメーション制作を手がけ、「映画ドラえもん」シリーズの八鍬新之介が監督を務めたそうです。
以上、「 自由が丘 デュアオーネ(JIYUGAOKA de aone)」と『窓ぎわのトットちゃん』の意外なつながりについてでした。
地図
関連リンク:
→ JIYUGAOKA de aone(自由が丘 デュ アオーネ)
→ 映画『窓ぎわのトットちゃん』公式サイト
→ 自由が丘の交差点 -archiclue.
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