JR新宿駅構内に没入感のあるメディア空間「新宿BBB(スリービー)」ができたのでみてきた。







東京のJR新宿駅南口の改札内に没入感のあるメディア空間「新宿BBB(スリービー)」が最近できたということで見てきました。


写真1(運営人撮影)

[新宿BBB(スリービー)とは?]

「新宿BBB(スリービー)」は、JR新宿駅南改札内コンコースに設置されたイマーシブな複合映像メディア空間です。3つの大型サイネージ(※BOX、BLOCK、BELT)を活用し、空間全体をジャックできる独自性の高いメディアとして、世界最多の乗降客数を誇る新宿駅の利用者に向けてダイナミックな広告や空間演出を放映しています。


出典: PR TIMES

また、新宿BBBは、東京都のキャップ&トレード制度などを活用して、電気使用によるCO2排出量を実質ゼロで運用しているとのこと。


出典: PR TIMES
※BOX(大型3面)、BLOCK(柱12本✖️4面)、BELT(壁面上部)

[現地の様子]


写真2(運営人撮影)

新宿BBBのBLOCKタイプですね。
柱一面に デジタルサイネージが設置されていました。


写真3(運営人撮影)

これは新宿BBBのBELTタイプのようでしたね。
切符精算機あたりの上部の壁面に取り付けられていました。

あとは、youtubeのSPACE MEDIAチャンネルにて現地の様子を伝えている動画が公開されていました。


【新宿】JR東日本 新宿BBB 綾鷹(youtube/SPACE MEDIA)

動画のは新宿BBBのBOXタイプのようですね。



[「新宿BBB」の役割]

では、新宿BBBはどういう目的で考えられたといえば、以下のようなことみたいでした。

①情報発信:ダイナミックな映像表現を通じて、最新情報やキャンペーンを伝える。
②地域・沿線の魅力発信:旬なクリエイターとの共創で、新宿の魅力や人々の日常を紹介。
③観光などの移動需要喚起:中央線特急の旅の魅力を伝え、地域との繋がりを体感できるメディアコンテンツを提供。

なお、②の旬なクリエイターとの共創については、PR TIMESにコラボする各人の名前も掲載されていました。
江戸屋犬八、Kamin、かりや、慧子、サンレモ、シェリーリリー、ともわか、mame
現時点では、以上の7名とのこと。

[場所について]


出典: PR TIMES

位置図も公開されていました。
正確な場所は、JR新宿駅2階南エリアで、要は甲州街道に面した側にある南改札のあたりでした。

以上です。

現地を歩いた感じでは、このサイネージをわざわざ気にしている通行人はまだわずかのようでしたが、歩いていても自然と視野に入ってくる空間構成だったので、話題のPR映像なんかを流すと足を止めて見る人もいるかもしれないなと思いました。

地図

関連リンク:
→ 新宿駅にイマーシブなメディア空間「新宿BBB(スリービー)」が全面開業します _ 東日本旅客鉄道株式会社のプレスリリース PR TIMES










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自由が丘駅前で進行中の再開発計画(自由が丘一丁目29番地区の市街地再開発事業)の概要と現状







東京でもおしゃれなエリアとして知られている目黒区の自由が丘の駅前にて現在、再整備プロジェクトが進行中ということで、このまえ現地を歩く機会があったので、現況と再開発計画の概要についてふれてみたいと思います。

[自由が丘駅前の現状]


写真1(運営人撮影)

1ヶ月ほど前の東急電鉄・自由が丘駅の正面口改札前の様子です。
駅前に広々としたロータリーがあるのも特徴ですね。


写真2(運営人撮影)

今回取り上げる「自由が丘一丁目29番地区の市街地再開発事業」の計画地の現状です。
写真1でいえば、左側の様子です。
ロータリー奥にあった建物はすでになくなっていました。

計画では、ロータリーの奥に見えている仮囲いがなされているところに、中規模の複合施設ができるようで、2026年7月末に竣工を予定しているそうです。




[再開発計画(自由が丘一丁目29番地区の市街地再開発事業)の概要]


出典: 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合|東京都都市整備局

「自由が丘一丁目29番地区の市街地再開発事業」の計画地を地図に描いた図が東京都都市整備局のホームページでも公開されていました。
赤の点線で囲まれているエリアが現在工事中の計画エリアで、ここにできる複合施設が、今回の自由が丘駅前再開発の本命となるようです。

自由が丘駅前は、文化性やファッション性の高い店舗が立ち並ぶ商業地として知られています。
しかし、道路の狭さや建物の老朽化などの課題も抱えており、この再開発事業では、土地の合理的かつ健全な高度利用を図り、商業・業務・住宅機能を導入するとともに、足元での歩行者空間の拡充や無電柱化が進められ、より安全で快適な駅前環境が整備される予定とのこと。


出典: 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合|東京都都市整備局

完成イメージパースも公開されていました。
図の右側が自由が丘駅の正面口改札前のようなので、ロータリーから北東方向を見ているもののようですね。


出典: 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合

自由が丘駅側から施設の足元あたりを見ているイメージ図も公開されていました。
駅前の雰囲気を左右する大事な見え方の部分ですね。


出典: 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合|東京都都市整備局

複合施設の断面イメージ図も公開されていました。

地上15階、地下3階、高さ約60メートルの大型複合ビルのようです。
ビルには、1階から5階に商業施設、6階に事務所、7階に住宅・商業諸室、8階から15階に約170戸の賃貸住宅が配置される予定で、住戸タイプは1LDKから3LDKまで多様で、現代の都市生活に対応した計画になっているとのこと。

施設の設計は久米設計、施工は鹿島建設が担当。

この高さのビルならこのエリアのいろんな場所からも見えそうですね。

以上、自由が丘駅前エリアで進行中の再開発計画(自由が丘一丁目29番地区の市街地再開発事業)の概要と現状についてでした。
今後も、自由が丘駅前の再開発状況については見守っていきたいと思います。

地図

関連リンク:
→ 自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業 _ 目黒区
→ 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合|東京都都市整備局
→ 自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合
→ 自由が丘の新名所「自由が丘 デュアオーネ」と『窓ぎわのトットちゃん』の意外なつながり – archiclue. [アーキクルー]









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新宿駅西口再開発エリア「A区(小田急百貨店跡地)」の現況と計画の概要







新宿の都庁などがある西新宿エリアに面した新宿駅西口にて現在、大規模な再開発プロジェクトが進行中ということで、このまえ現地を歩く機会があったので、今回はかつて小田急百貨店があったあたり(「A区」)の現況と再開発計画の概要についてふれてみたいと思います。

[新宿駅西口の現状]


写真1(運営人撮影)

2024年7月現在の新宿駅西口の様子です。
写真1は、今回の新宿駅西口再開発エリアの全景です。
かつてあった建物はなくなっていました。


写真2(運営人撮影)

写真1の左側の様子です。
ここはかって小田急百貨店があった場所で、このあたりが新宿駅西口再開発エリアの「A区」です。
今年の3月に新築着工したという知らせがあったのもこの「A区」ですね。

現在は線路を挟んだ東口にあるルミネエストのビルも見えていて、いかに新宿駅西口と東口が近いかもわかりやすいですね。

[新宿駅西口地区開発における計画建物の概要]


計画建物の概要図/出典: PR TIMES

おおまかな計画建物の概要図が、PR TIMES(小田急電鉄)にあったので、拝借させていただきました。
今回は、概要図の「A区」で新築着工したということのようです。

なお「B区」はかつて新宿ミロードがあったあたりですね。


高層ビルのイメージパース/出典: PR TIMES

「A区」に建つ予定の高層ビルのイメージパースも公開されていました。
この図は西新宿側から駅を見た図ですね。

かなりの高層ビルのようです。


コンセプト図/出典: PR TIMES

高層ビルの中にどのような施設が入るかを示したコンセプト図も公開されていました。
オフィスや商業施設とともに、都庁を超える高さにある頂部には眺望体験ができそうな施設が入るとあり、おそらくこれは施設関係者以外にも開かれた施設になりそうなので、これは楽しみですね。

[計画建物のインテリアイメージ]

ビル各エリアのイメージパースも公開されていたので、以下にいくつか取り上げてみたいと思います。


商業施設エリアのイメージ/出典: PR TIMES

低層部の商業施設エリアのイメージパースです。
地下1階の駅コンコースの様子だそうです。


ビジネス創発エリアのイメージ/出典: PR TIMES

こちらはビジネス創発エリアのイメージパースです。
上記のコンセプト図では、12階から13階にできる予定の施設のようです。


オフィスエリアのイメージ/出典: PR TIMES

オフィスエリアのイメージパースです。
上記のコンセプト図では14階から46階の部分で、図はロビーエリアの様子とのことなので、14階あたりの様子ということなんでしょうね。


屋上テラスのイメージ/出典:(仮称)新宿駅西口地区開発事業」(小田急電鉄・東京地下鉄の2020年10月21日公表資料)

屋上テラスのイメージ図も公開されていました。

[遠景計画]


遠景計画図/出典:(仮称)新宿駅西口地区開発事業」(小田急電鉄・東京地下鉄の2020年10月21日公表資料)

計画建物では主要な都市軸から見た場合の見え方なども検討されているようです。
図は都庁と新宿駅西口を繋いでいる中央通りからの見え方を検討しているものです。

「A区」に高層ビルを計画したのは、このあたりの理由もあるのかもしれないですね。


写真11(運営人撮影)

昨年7月に撮った中央通りからの新宿駅西口の様子です。
この感じからも、今回の高層ビルは西新宿から見ても一目でわかるビルとなりそうでしたね。

[新築着工に関するニュース動画]

新宿駅西口地区開発計画の新築着工に関して取り上げているニュース動画が、youtubeでもいくつか公開されていました。
中でもTOKYO MX news FLAGチャンネルでのものが、わかりやすかったので、最後にリンクしておきます。


詳報:新宿最大約260mの駅ビル着工/Construction begins on the largest station building in Shinjuku at 260 m.(youtube/TOKYO MX news FLAG)
■内容紹介(youtubeより抜粋)
新宿駅西口の再開発が加速です。高さ約260メートル、エリア最大規模の商業施設やオフィスからなる駅直結の複合ビルがきょう(25日)着工しました。この再開発により街の賑わいと回遊性向上を目指します。

以上、新宿駅西口再開発エリア「A区(小田急百貨店跡地)」の再開発計画の概要と現況についてでした。
今後も、新宿駅西口の進行状況については見守っていきたいと思います。

地図

関連リンク
→  3月25日「新宿駅西口地区開発計画」新築着工 _ 小田急電鉄株式会社のプレスリリース
→  (仮称)新宿駅西口地区開発事業 – 東京
→  検索結果: 新宿駅西口 – archiclue. [アーキクルー]











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ヨドコウ迎賓館の敷地全体が重要文化財に指定! フランク・ロイド・ライトの傑作についても振り返ってみる







兵庫県芦屋市にあるヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)の敷地全体が、2024年5月17日に開催された文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、重要文化財に追加指定されることが決定したそうですね。

運営人は今頃知ったのですが(汗)、興味深いニュースなので、今回はヨドコウ迎賓館のことについても振り返りながら取り上げてみたいと思います。


ヨドコウ迎賓館(運営人撮影)

[巨匠フランク・ロイド・ライトが手掛けた邸宅]

ヨドコウ迎賓館は、アメリカを代表する建築家フランク・ロイド・ライトによって設計され、1924年(大正13年)に竣工しました。

山手の中腹に位置する約1万坪の敷地に、幾何学的なフォルムと水平線を強調したデザインの建物が佇んでいます。室内からは大阪湾を一望でき、自然との調和を重視したライトの思想が随所に表現されています。

急峻な斜面を巧みに活かした石垣や擁壁、四季折々の表情を見せる豊かな緑は、建物の美しさをさらに引き立てています。


ヨドコウ迎賓館(運営人撮影)

なお、ヨドコウ迎賓館は一般公開されています。
ただし、公開日は水曜・土曜・日曜日および祝日のみなのでご注意を。

[文化的価値の高さが評価]

2023年1月から9月にかけて実施された現地調査により、東側敷地の付属建物や施設が主屋と一体として設計され、このエリアが庭園としての機能を有していたと考えられることが判明し、ヨドコウ迎賓館を評価する上で、主屋だけでなく敷地環境すべてを包含して理解することの重要性が確認され、今回の答申に至りました。


(大谷石が敷き詰められた渡り廊下跡)出典: PR TIMES

今回の敷地全体への重要文化財指定は、ライトの建築理念である「有機的建築」を体現したヨドコウ迎賓館の芸術性と歴史的価値が、改めて評価されたことを意味します。また、建物単体だけでなく、周辺環境も含めて一体的に保存していくことが求められることになり、より多くの人にこの貴重な建築遺産を伝えていくための体制強化にも繋がるでしょう。

[フランク・ロイド・ライトの思想と日本の建築]

ヨドコウ迎賓館は、フランク・ロイド・ライトの思想が日本建築に与えた影響を考える上でも重要な存在です。彼の有機的な空間構成や自然素材の活用といった手法は、戦後の日本の建築にも大きな影響を与えました。


ヨドコウ迎賓館(運営人撮影)


出典: PR TIMES

[フランク・ロイド・ライトとは]

フランク・ロイド・ライトは、アメリカ出身の建築家であり、20世紀を代表する建築家の一人です。 Prairie Styleと呼ばれる独自の建築様式を確立し、機能性と美しさを兼ね備えた住宅建築で数々の名作を残しました。またライトは“周囲の自然環境と融和し、豊かな人間性を保証する建築”こそが理想であると考え「有機的建築(Organic Architecture)」を提唱したことでも知られています。

[芦屋市立美術博物館では関連企画展も開催中]

芦屋市立美術博物館の歴史資料展示室では現在、企画展『ヨドコウ迎賓館竣工100周年記念事業「令和5年度芦屋市内遺跡発掘調査速報展」』が開催中です。
企画展では、ヨドコウ迎賓館敷地内の現地調査で見つかった出土品や遺構の写真が展示されており、創建時の建物の様子も紹介しています。

期間は、2024年4月13日 ~2024年8月25日とのこと。


出土品など(運営人撮影)

以上です。

あらためてまとめてみると敷地内には放置されていた遺構がまだあったことには驚きました。

また芦屋市立美術博物館の歴史資料展示室での企画展では、現地調査で見つかった出土品の現物や遺構の写真もあったので、おすすめです。

あと余談ですが、ヨドコウ迎賓館では館内で季節イベントもやっていたと思うのですが、archiclue.で最近取り上げた、ホテル雅叙園東京の百段階段の妖艶な雰囲気とどこか似ているものがあるような気がして、そういう意味では、展示方法なども参考にしてみるのもありかもと、余計なお世話ですがふと。
百段階段の無名性に対してのヨドコウ迎賓館の作家性が前面にでている違いはありますけど。

話がそれましたけど、ヨドコウ迎賓館の今後が楽しみですね。

地図

関連リンク:
→ ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)の敷地全体が重要文化財指定へ _ 株式会社淀川製鋼所のプレスリリース(PR TIMES)
→ ヨドコウ迎賓館
→ フランク・ロイド・ライトの旧山邑邸 /兵庫県芦屋市 – 東京坂道さんぽ   
→ 国指定重要文化財 ヨドコウ迎賓館の保存および活用が「This is MECENAT 2023」に認定 _ 株式会社淀川製鋼所のプレスリリース(PR TIMES)
→ 芦屋市立美術博物館 創立100周年記念 信濃橋洋画研究所 ―大阪にひとつ美術の花が咲く―」









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「新宿サザンテラスビジョン」が登場!街行く人々を魅了する迫力の3D映像広告







東京の新宿駅南口に、スクリーンから飛び出してくるような迫力ある映像がみられる3D映像広告「新宿サザンテラスビジョン」が最近できたということで見てきました。


写真1(新宿サザンテラスビジョン/運営人撮影)

[新宿サザンテラスビジョンとは?]

小田急エージェンシーと小田急電鉄が、新宿駅南口に裸眼3Dに対応した大型LEDサイネージ「新宿サザンテラスビジョン」を新設し、2024年4月1日から試験放映を行い、15日から営業放映を開始しています。

[どんなディスプレイ?]


写真2(新宿サザンテラスビジョン/運営人撮影)

「新宿サザンテラスビジョン」は、縦3.6m×横19mのL字型ディスプレイで、立体的に見えるように、まるで飛び出してくるような迫力ある映像を映すことができる裸眼3D対応ディスプレイです。
このトリックアートのような映像は、目の錯覚を利用して驚きや面白さを表現し、若者を中心にSNSで拡散されている注目の媒体です。

[どこに設置されているの?]

「新宿サザンテラスビジョン」は、甲州街道から新宿サザンテラスへと入るあたりにある新宿サザンテラス内店舗上部に設置されています。交通量が多く、甲州街道から最も近い低層店舗の塔屋に配置されており、一日の乗降客数が世界一である新宿駅周辺の立地を活かして、多くの通行人の目に留まる工夫がされています。


写真3(新宿駅南口/運営人撮影)

[リアルタイムで視聴者データを可視化など様々な試みも]

「新宿サザンテラスビジョン」にはカメラが併設されており、「OOH Analytics」という屋外広告視聴者データ可視化サービスにより、立ち止まり目を留めた人々の属性をリアルタイムに識別し、AIで処理してデータとして可視化します。広告効果の検証やマーケティング戦略に活用できる貴重な情報源となります。


出典: PR TIMES

また「新宿サザンテラスビジョン」では、XR技術を活用した実証実験もテスラが実験に協力して4月に行われていたようです。


小田急、XR技術の実証実験=テスラ「サイバートラック」、目前に登場(youtube/時事通信トレンドニュース)
■内容紹介(youtubeより抜粋)
小田急電鉄と小田急エージェンシーは17日、JR新宿駅南口に新設した大型ビジョン「新宿サザンテラスビジョン」でXR技術を活用した実証実験を開始した。電気自動車(EV)大手テスラが実験に協力し、大型ビジョンに「サイバートラック」など主力の3車種が走行する30秒の立体映像を表示。映像内の二次元コードをスマートフォンで読み込むと、ブラウザー(閲覧ソフト)内にサイバートラックが出現し、ラジコンのように操作したり、運転席からの視点を体験したりできる。

以上です。

きっかけは新宿で見たことですが、その後、PR TIMESでも告知されているのがわかったので、今回はその内容をまとめがてら、「新宿サザンテラスビジョン」について取り上げてみました。

たしかに現地ではインパクトありました。
これからどんどん知られることで、新宿の新たな名所になっていくのかもしれないですね。

地図

関連リンク
→ 新宿駅南口に、スクリーンから飛び出してくるような迫力ある映像が登場!4月1日「新宿サザンテラスビジョン」の放映を開始します _ 小田急電鉄株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
→ サーチ、新宿サザンテラスビジョンに屋外広告視聴者データ可視化サービス「OOH Analytics」を提供開始 _ 有限会社サーチのプレスリリース(PR TIMES)









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ホテル雅叙園東京の庭園に期間限定の避暑スポット「涼みどこ」が登場。百段階段では、企画展「和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」も開催中







ホテル雅叙園東京の庭園で、期間限定の避暑スポット「涼みどこ」を7月1日より開始したそうです。


ホテル雅叙園東京のアトリウムガーデン(運営人撮影)

[避暑スポット「涼みどこ」について]

「涼みどこ」はホテル雅叙園内に夏の暑い頃の期間に限って設けられる避暑スポットで、誰でも利用できるとのこと。


出典: PR TIMES

番傘と縁台を配した「涼みどこ」は緑豊かな庭園の景観を活かした避暑スポットで、水辺にせせり出た縁台が川床を思わせ、日中の景観美もさることながら、夜の足元を照らす情緒的な演出も魅力。
また、避暑だけでなくフォトスポットとしてもおすすめとのこと。

[避暑スポット「涼みどこ」の場所と期間]

期間は2024年9月30日までで、10時から21時までとのこと。
これならば、夜の風景も楽しめそうですね。

ホテル雅叙園東京の1階平面図を、公式HPより引用させていただきました。
避暑スポット「涼みどこ」は、この中の庭園のところにあるようです。

[百段階段での企画展]

2024年7月5日から9月23日までの期間限定で、ホテル雅叙園東京館内にある東京都指定有形文化財「百段階段」にて「和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」も開催されています。

こちらは、数日前にarchiclue.の記事で取り上げたので、詳しくはそちらをご覧ください。
→『ホテル雅叙園東京にて「和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」開催 /文化財建築を舞台に繰り広げられる物語を多彩なアートとともに堪能(PR TIMES)』
https://archiclue.com/?p=73859

あわせて訪れてみるのもいいかもしれないですね。

以上です。

東京都は「クーリングシェルター」と題した取り組みを行っていて、熱中症対策として冷房が効いた空間を誰でも利用できる休憩場所として開放している施設が都内にはいくつかあって、ホテル雅叙園東京もその取り組みに協力したということなんでしょうね。

こういう取り組みはありがたいですね。
ぜひみなさんも利用してみてはいかがでしょうか。

地図

関連リンク
→ ホテル雅叙園東京の庭園に期間限定「涼みどこ」が登場。夏の風情を感じる粋なひとときを。 _ 株式会社目黒雅叙園のプレスリリース (PR TIMES)
→ ホテル雅叙園東京の夏メニュー – ホテル雅叙園東京
→ クーリングシェルター・TOKYO クールシェアスポット_ヒートアイランド対策_東京都環境局









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中野駅新駅舎整備の現況と再開発計画の概要







今回は中野区役所や中野サンプラザがある東京の中野駅にて現在、大規模な新駅舎の再整備プロジェクトが進行中ということで、このまえ現地を歩く機会があったので、現況と再開発計画の概要についてふれてみたいと思います。

[中野駅前の現状]


写真1(運営人撮影)

2024年6月現在の中野駅北口の様子です。
正面に仮囲いされている工事中の建物が、今回取り上げる新駅舎のようでした。
新駅舎の開業は2026年予定で、地上5階、塔屋1階というものすごく高層という建物でもないようなので、写真の様子だとだいぶ進んでいるのかもしれないですね。

現在の北口改札は写真1左奥(東側)なので、新駅舎の改札口はだいぶ西側に移動されるようですね

[中野駅の将来とイメージ図]


出典: PR TIMES

PR TIMESでも中野駅新駅舎について告知しているページ「中野駅西側南北通路及び新駅舎整備・駅ビル開発の概要について」があったので、そこから引用させていただきました。(元の資料はJR東日本が発表したものなんですけど、いちおう。)

このイメージパースは、中野駅の北西側、すなわち今の中野区役所新庁舎のある側から見てみたものだそうです。
なので、写真1と同じアングルからの視点でもありますね。

駅前のイメージがだいぶ変わりそうな計画ですね。
なお、新駅舎の詳しい計画内容(どういうテナントが入るかも含めて)については、ショッピングセンター「アトレ」が入るらしいことと5階が後方施設、3、4階が店舗、2階が駅舎及び店舗ということ以外現時点ではわかりませんでした。

[南北通路について]


出典: PR TIMES

新駅舎2階の簡単な平面図も公開されていました。

新駅舎は橋上駅舎ということで、中野駅の南北をつなぐ通路も整備されるようですね。

図面は上が北になっているので、図の左側が新駅舎の改札階のプランのようです。


出典: PR TIMES

南北自由通路のイメージパースも公開されていました。

この絵は、右側が北口、左側が南口なので改札から店舗を見ているもののようですね。

[中野駅南口のイメージ]


出典: PR TIMES

南口の新駅舎と駅ビルのイメージパースも公開されていました。

[駅前広場整備の考え方と整備完了後のイメージ動画]


出典: PR TIMES

中野駅地区整備基本計画の計画図も公開されていました。

簡単な図の味方ですけど、緑が歩行者空間、オレンジの矢印が2階以上のデッキでの歩行者ネットワーク、濃い緑の矢印が地表での歩行者ネットワークとなっているようです。
なので、歩行者目線でこの図をみるなら、この3つを追えばだいたいわかると思います。

最後は、駅周辺の整備完了後のイメージを俯瞰的な絵図とともに説明している動画が、youtube(中野区公式チャンネル)にあったので、リンクしておきます。


【中野区まちづくり】中野駅周辺が変わります(youtube/中野区公式チャンネル)
■内容紹介(youtubeより抜粋)
中野駅周辺各地区において、現在、市街地再開発事業等の様々な事業が進められています。中野駅周辺まちづくりの将来像について、区民の皆様や来街者の方々に共通のイメージを持っていただけるように、整備完了後のイメージをより具体的に可視化するVR*データを作成しました。
*VR(バーチャルリアリティ)とは、平面図、立体模型、CGデータなどの情報を、3Dデータとして表現したもの。

以上、中野駅新駅舎整備の現況と再開発計画の概要についてでした。
今後も、中野駅前の進行状況については見守っていきたいと思います。

関連リンク:
→ 中野駅西側南北通路及び新駅舎整備・駅ビル開発の概要について _ 東日本旅客鉄道株式会社のプレスリリース PR TIMES
→ 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業について _ 中野区
→ 中野駅新北口駅前エリア(区役所・中野サンプラザ地区)の現況と再開発計画の概要 archiclue.









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京都の「祇園祭」、日本三大祭りのひとつとも言われるということで調べてみた







日本三大祭りの一つにも数えられる京都の「祇園祭」(他は大阪の天神祭、東京の神田祭)が、今年も7月1日から始まっていますね。

今回は、祇園祭に関する動画リンクをこれまでのように小出しにするのではなく、祇園祭のことをあまり知らない人でもなんとなく雰囲気がわかるようなまとめ文も交えて、このページにてまとめてみることにしてみましたので、よかったら。


八坂神社(運営人撮影)

[祇園祭とは?]

祇園祭(ぎおんまつり)は、京都市東山区の八坂神社(祇園社)の祭礼で、明治までは「祇園御霊会」と呼ばれていました。この祭りは、貞観年間(859年から877年まで)から続く京都の夏の風物詩であり、千年以上の歴史を持つ祭りです。

[2024年の祇園祭の日程]

祇園祭は7月1日から31日までの1か月間にわたって行われます。特にハイライトは、7月17日(前祭)と7月24日(後祭)に行われる山鉾巡行です。これらの日には大勢の人々が京都を訪れ、熱気に包まれます。

[京都と祇園祭について]

祭行事は八坂神社が主催するものと、山鉾町が主催するものに大別されるようですが、一般的には山鉾町が主催する行事が「祇園祭」と認識されることが多いとのこと。またこれらの中で山鉾行事だけが重要無形民俗文化財に指定されています。
祇園祭では、釘を一本も使わず、縄がらみの伝統技法で組み立てる「山建て」「鉾建て」が行われ、山や鉾が京都のまちなかのいたるところに姿を現します。また、宵山では山鉾の御神体や懸装品が飾られ、祇園囃子が流れるなかで山や鉾を鑑賞できます。さらに、ハイライトの山鉾巡行は「動く美術館」とも呼ばれています。
祇園祭は、京都の歴史と伝統を象徴する素晴らしいイベントです。

[祇園祭に関する最近の動画ニュース]

祇園祭に関する現地での様子を伝えている最近の動画ニュースもyoutubeで公開されていました。


祇園祭の無事を祈願する…京都・八坂神社(youtube/読売新聞オンライン動画)
■内容紹介(youtubeより抜粋)
京都・祇園祭が1日、幕を開けた。京都市東山区の八坂神社では、前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(17日)で先頭を進む長刀(なぎなた)鉾の稚児らが、祭りの無事を祈願する「お千度の儀」に臨んだ


【くじ取り式】祇園祭のハイライト 「山一番」が決まる 京都・祇園祭 前祭は17日、後祭は24日に山鉾巡行(youtube/Television OSAKA NEWS )
■内容紹介(youtubeより抜粋)
日本三大祭りのひとつ「祇園祭」の山鉾巡行の順番を決めるくじ取り式が行われました。2024年の山一番は?


【祇園祭】にぎわう四条通から中野アナウンサーがリポート 山鉾巡行を前に『曳き初め』(2024年7月12日)(youtube/MBS NEWS)
■内容紹介(youtubeより抜粋)
7月12日、祇園祭の山鉾巡行を前に「曳き初め」が行われている京都の四条通から中野広大アナウンサーがリポート。現場のにぎわいのほか、錦市場の混雑対応策についてお伝えします。

[過去の祇園祭の様子]

最近youtubeにて公開された、昨年までの祇園祭の様子を伝えている動画もありました。


【京の伝統行事】祇園祭 山鉾行事 GION FESTIVAL KYOTO(youtube/KYOTO MACHINAMI CHANNEL)
■内容紹介(youtubeより抜粋)
今回は、祇園祭の中でも大勢の人々が訪れる山鉾巡行に関する行事をご紹介します。
動画は、2023年の祇園祭の様子をまとめています。


【京の建物】京都市本庁舎 屋上庭園から眺める祇園祭山鉾巡行 Kyoto City Hall(youtube/KYOTO MACHINAMI CHANNEL)


【京都】祇園祭の1カ月間を楽しむ動画 前編 Gion Festival Digest Video Part 1(youtube/京都新聞)
■内容紹介(youtubeより抜粋)
祇園祭といえば、山鉾巡行やその前日の宵山を思い浮かべる人が多いと思います。本来は京都市東山区にある八坂神社の祭礼で、7月1日の吉符入りから1カ月もの間、神社や氏子町で神事や行事が執り行われます。過去の動画を編集した祇園祭のダイジェスト版をどうぞ。


【京都】祇園祭の1カ月間を楽しむ動画 後編 Gion Festival Digest Video Part 2(youtube/京都新聞)
■内容紹介(youtubeより抜粋)
祇園祭といえば、山鉾巡行やその前日の宵山を思い浮かべる人が多いと思います。本来は京都市東山区にある八坂神社の祭礼で、7月18日の吉符入りから1カ月もの間、神社や氏子町で神事や行事が執り行われます。過去の動画を編集した祇園祭のダイジェスト版をどうぞ。

以上です。

運営人自身も祇園祭は小さい頃(中学生くらい?)に1度体験しただけなので、復習もかねてでした。
なお、よさげな新しい情報が見つかれば、祇園祭開催中の7月中であればこのページに随時追記していく予定です。
このページを見ればなんとなく、今年の祇園祭の雰囲気がわかるというものにしてみたいと思っています。

地図

関連リンク
→  祇園祭「どんな祭?」|【京都市公式】京都観光Navi
→  祇園祭行事日程 _ 公益財団法人祇園祭山鉾連合会
→  祇園祭|主な神事・行事|八坂神社

※2024年7月14日追記しました。









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ガンダムの新たな神聖なる旅? 日光東照宮に“ガンプラ”を奉納







日光東照宮が「日光の社寺」世界遺産登録25周年を記念して、BANDAI SPIRITSとともに「MG 1/100 武者ガンダムMk-II 徳川家康 南蛮胴具足Ver.」というガンプラを製作し、奉納したそうですね。

1ヶ月とすこし前のニュースみたいですけど、今頃知りましたよ。


日光東照宮(運営人撮影)

ガンプラとは

「ガンプラ」とは、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するモビルスーツやモビルアーマーと呼ばれるロボットや戦艦を立体化したプラモデルの総称です。1980年に誕生した「1/144ガンダム」以来、累計出荷数は7億個に達しているそうです。

ガンプラ奉納の経緯

日光東照宮は、「日光の社寺」として世界遺産に登録されてから25周年を迎えることを記念し、ガンプラ「MG 武者ガンダムMk-II 徳川家康 南蛮胴具足Ver.」の奉納を決定。
このガンプラは、日光市の「プラモデルを活かした地方創生」に寄与するために製作されたとのこと。

MG 武者ガンダムMk-II 徳川家康 南蛮胴具足Ver.について

ガンプラ「MG 武者ガンダムMk-II 徳川家康 南蛮胴具足Ver.」は、徳川家康が関ヶ原の戦いの際に着用したと伝えられる「南蛮胴具足」の色彩と兜をモチーフにデザインされているとのこと。
なお「南蛮胴具足」は実存しており、今も日光東照宮に収蔵されています。


出典: PR TIMES

奉納式当日の様子

日光東照宮の奉納当日の様子を伝えている動画ニュースもyoutubeにて公開されていました。


徳川家康の甲冑モチーフのガンダムのプラモデルが発売決定!日光東照宮に奉納(youtube/とちテレNEWS)

奉納式後の現地の様子

SNS(X)で探してみると、奉納式後の様子を伝えてくれている方もいました。

以上です。

いやはや、知らなかったですね。

そういえば、昔、武者ガンダムなるガンプラもあったので、その延長なんですかね。

ということで、昨日、このことを知り、神社とガンプラとはあまりに珍しい組み合わせなので、記録もかねてあえて取り上げてみることにしました。

地図

参考記事:「日光の社寺」世界遺産登録25周年を記念し、日光東照宮に“ガンプラ”を奉納 _ 株式会社BANDAI SPIRITSのプレスリリース(PR TIMES)

関連リンク:
→ MG 1_100 武者ガンダムMk-II 徳川家康 南蛮胴具足Ver.|バンダイ ホビーサイト
→ 日光東照宮の奥宮に続く石段【とある街の風景400】/栃木県日光市山内 – 東京坂道さんぽ









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大阪ガスの実験集合住宅「NEXT21」にて住戸改修の概要が発表される







実験集合住宅「NEXT21」において、504住戸(床面積134.64㎡)の改修が決まったとのこと。


運営人撮影

「NEXT21」は環境、エネルギー、暮らしの面から実験を継続しながら2024年4月に居住実験30周年を迎え、今後の発展に向けて「和の居住文化の継承・発展」をテーマにした住戸改修を実施するようですね。

大阪ガス実験集合住宅「NEXT21」とは?

「NEXT21」は大阪市天王寺区にあります。環境やエネルギーに焦点を当てた実験集合住宅であり、敷地面積は1,500㎡ほどあり、住戸は18戸あります。1993年に竣工後、大阪ガスの社員が実際に居住しながらエネルギーシステムの構築や住戸の改修などさまざまな実験・検証を続けています。

504住戸改修について

「NEXT21」の5階にある504住戸(134.64㎡)を改修する計画のようです。
改修では「パッシブデザイン」を活用し、自然の力を取り入れた最適な設計を実現。また、「サーキュラーデザイン」を採用し、既存住戸の材料を再利用し、新規材料には周辺地域で発生する「ゴミ」を活用するとのこと。改修テーマは上記でもふれましたが、「和の居住文化の継承・発展改修」とのこと。

「NEXT21」はこの改修により、和の居住文化を尊重しつつ、サステイナブルな暮らしを実現し、地域スケールの資源循環ネットワークの構築を目指すとのこと。

改修の設計者は?

改修の設計者は川島範久氏と株式会社川島範久建築設計事務所です。

スケジュール

2025年4月に解体開始、2026年2月に竣工予定とのこと。

以上です。

「NEXT21」といえば、大阪にあって、内田祥哉氏が関わったことでも知られている建築ということで、昔から気になっていることもあり、今回取り上げてみました。


出典: PR TIMES

参考記事:大阪ガス実験集合住宅「NEXT21」504住戸改修の概要発表(PR TIMES)

地図

関連リンク:
→ 大阪ガス実験集合住宅 NEXT21 – archiclue. [アーキクルー]









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中野駅新北口駅前エリア(区役所・中野サンプラザ地区)の現況と再開発計画の概要







今回は中野区役所や中野サンプラザがある中野駅新北口駅前エリアにて現在、大規模な再整備プロジェクトが進行中ということで、このまえ現地を歩く機会があったので、現況と再開発計画の概要についてふれてみたいと思います。

[中野サンプラザの現状]


写真1

2024年6月現在では、写真1のとおり、まだ建物は残っていましたね。(写真1)
ただ、中に人がいる気配はありませんでした。


さよなら中野サンプラザクロージングムービー

正確には2023年7月2日に中野サンプラザは営業を終えたんですね。
youtubeにて、「さよなら中野サンプラザクロージングムービー」という2023年7月15日から17日に開催された「さよなら中野サンプラザ感謝祭」で上映された動画が公開されていました。
うるうる。

[中野サンプラザの将来]


出典: PR TIMES

PR TIMESでも中野駅新北口駅前エリアについて告知しているページ「中野サンプラザを含む中野駅新北口駅前エリアにおける市街地再開発事業「中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定のお知らせ」があったので、そこから引用させていただきました。

左側は、駅前再開発のポンチ絵(構想図)で、右側が将来の予想図(外観パース)ですね。
なるほど。

あとは遠くに山並みも描かれてますけど、こちらは富士山のようですね。
なので、予想図(外観パース)は今回の再開発エリアの北東側にある中野ブロードウェイ側からみたもののようですね。
てっきり、中野駅側から見たものとぱっと見は思ってしまいましたけど。

計画内容については、PR TIMESの一文を抜粋させていただくとですね、
『中野サンプラザや中野区役所の敷地を含む2ヘクタールを超える大規模な敷地において、同エリアの象徴的な存在である中野サンプラザの機能を再整備し、ホール・オフィス・住宅・商業・ホテルなどで構成される複合施設を開発する事業です。』
とのこと。

中野サンプラザにはホテルも音楽ホールもあったので、この機能をバージョンアップさせるということみたいですね。
楽しみです。

[多目的ホールについて]


出典: PR TIMES

PR TIMESの記事では、中野サンプラザの後継となる多目的ホール(およびオフィス・住宅棟)のイメージパースをありました。
左側の外観イメージパースは、中野ブロードウェイ側からみたものなので、多目的ホールは駅から離れた場所にできるようですね。
概要については『2023年7月2日に閉館した中野サンプラザのDNAの継承・発展のため、新たな「文化の聖地」として臨場感や一体感が感じられる、最大7,000人規模の「多目的ホール」を整備します。』(PR TIMESからの引用)とのこと。

7000人規模といわれてもピンとこないので、都内で規模の近いホールを調べてみると東京国際フォーラム・ホールAが約5000席、東京体育館・メインアリーナが約9000席で、この中間あたりの大きさのホールということみたいですね。

[中野区役所の旧庁舎の現状]


写真2

2024年6月現在では、中野区役所の旧庁舎はまだ残っていましたね。(写真2)
ただし、中野区役所はすぐそばにある新庁舎に5月初旬に移転したこともあり、人の気配は感じなかったですね。

[再開発後の立体的な歩行者ネットワークと広場]


出典: PR TIMES

中野区役所の旧庁舎があったあたりには、交通広場や複合施設に直結する歩行者デッキおよび立体的なアトリウムができるようです。
今の駅前も中野サンプラザの音楽ホールとの関連なのか、ままゆったりとしていますが、さらに広々とした空間になるのかもしれないですね。

以上、中野駅新北口駅前エリアの現況と再開発計画の概要についてでした。
今後も、中野駅前の進行状況については見守っていきたいと思います。

地図

関連リンク:
→  中野サンプラザを含む中野駅新北口駅前エリアにおける市街地再開発事業「中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定のお知らせ -PR TIMES(野村不動産ホールディングス株式会社)
→  中野駅新北口駅前エリア(区役所・サンプラザ地区)再整備について _ 中野区
→ 中野サンプラザ -archiclue. 
→  新しい中野区役所の屋上庭園に行ってみる【とある街の風景424】/中野区中野 – 東京坂道さんぽ
→  ケンチク情報局@archiclue. -archiclue.









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イギリスの建築デザイン情報サイト「dezeen」で取り上げられた日本の建築まとめ(2024年版)







海外(イギリス)の建築デザイン情報サイト「dezeen」で取り上げられた国内にある建築についてまとめてみました。

archiclue.では当初(10年ほど前)、海外の建築デザイン情報サイトで取り上げられた建築に関する記事も紹介していたこともあり、このたびまとめ版として復活させてみました。

まずは「dezeen」で2024年中に取り上げられた記事をまとめてみましたので、よかったら参考にしてみてください。

なお、「dezeen」は全文英語ですが、苦手な方でも翻訳機能を使えば概要は理解できますし、なんといっても写真がきれいなので、それだけでも見る価値はあると思いますよ。

NOT A HOTEL SETOUCHI / BIG


ビャルケ・インゲルス(Bjarke Ingels)率いるビャルケ・インゲルス・グループ(BIG)による「NOT A HOTEL SETOUCHI」(広島県三原市の佐木島)の紹介記事。
BIG releases visuals of Not A Hotel Setouchi on Japanese island (dezeen.com)

 

市松の家 / IGArchitects


IGArchitectsによる「市松の家」(埼玉県)の紹介記事。
https://www.dezeen.com/2024/01/25/igarchitects-check-patterned-house-japan/

 

K-house / YLANGY YLANGY(近藤道太郎)


YLANGY YLANGY(近藤道太郎)による「K-house」(埼玉県)の紹介記事。
https://www.dezeen.com/2024/02/05/slow-yamaguchicho-house-japan/

 

House in Toyama / NYAWA 


NYAWAによる「House in Toyama」(富山県富山市呉羽町)の紹介記事。
https://www.dezeen.com/2024/02/07/nyawa-toyama-renovation-holiday-home/

 

軽井沢コモングラウンズ / クライン・ダイサム・アーキテクツ(Klein Dytham Architecture ) 


クライン・ダイサム・アーキテクツによる「軽井沢コモングラウンズ」(長野県北佐久郡軽井沢町)の紹介記事。
https://www.dezeen.com/2024/03/12/klein-dytham-architecture-karuizawa-commongrounds-bookstore-nagano/

 

麻布台ヒルズ森JPタワー / 森ビル、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ・ジャパン(Pelli Clarke & Partners )


森ビル、日本設計、清水建設、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ・ジャパン(外装デザイン)による「麻布台ヒルズ森JPタワー」(東京都港区麻布台)の紹介記事。
https://www.dezeen.com/2024/03/19/mori-jp-tower-pelli-clarke-partners/

 

2700 / IGArchitects


IGArchitectsによる「2700」(埼玉県)の紹介記事。
https://www.dezeen.com/2024/04/21/2700-skinny-house-igarchitects-japan/

 

TOILETOWA / 遠野未来建築事務所


遠野未来建築事務所による「TOILETOWA」(埼玉県)の紹介記事。
https://www.dezeen.com/2024/05/03/toiletowa-tono-mirai-architects-japan/

 

北陸住居No.3 / チドリスタジオ


チドリスタジオによる「北陸住居No.3」(石川県)の紹介記事。
https://www.dezeen.com/2024/05/29/chidori-studio-hokuriku-residence-no3/

 

塀の家 / nendo


nendoによる「塀の家」(長野県北佐久郡軽井沢町)の紹介記事。
https://www.dezeen.com/2024/06/21/block-wall-house-nendo-japan/

 
※2024年6月時点の掲載情報です。dezeenの記事が新たに公開されれば、2024年分についてはここにて追記していきます。
 









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ウーブン・シティのお膝元、裾野市でSDCC構想の終了を発表







「​​カタカナが多くて無理? トヨタウーブン・シティ地元、裾野市の未来構想が終了​」というトヨタウーブン・シティ関連の記事がレスポンスさんにでていましたね。

最初みたときはドキリとしましたよ。

「トヨタウーブン・シティが無くなる?」という感じでですね。(汗)

ただ、裾野市のSDCC(スソノ・デジタル・クリエーティブ・シティ)について説明している​市のHPページ​をよく読んでみると、裾野市においてのスーパーシティを見据えたスマートシティを実現するための構想が終了したというだけで、ホームページにも『ウーブン・シティはトヨタが自己資金・自己所有の土地で進める実証実験の街であり、市が独自にスマートシティを目指すという主旨であったSDCC構想とは直接的な関係はございません。ウーブン・シティは2024年から2025年の一部開所に向けて引き続き建設が進められると聞いていますし、今後とも連携を図ってまいります。』とあるとおり、SDCC構想とウーブン・シティは別物のようですね。

いやはやなんともという感じですが、すこしばかりひと安心。(^^)

せっかくなので、「Woven Cityイメージビデオ」なるPR動画がyoutubeにて公開されていたので、ウーブン・シティとは?という方のためにリンクしておきますね。







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スパコン「富岳」本格稼働、とのこと







今日のNHKニュースで、「スパコン「富岳」神戸 理化学研究所で本格稼働」とありましたね。

今までのニュースで流れていたマスクシュミレーションは準備運動だったんですね。

やはり建築系のものとしては災害シュミレーションなどのまちづくりの分野に使われないかなあと期待してしまいます。

現時点では、スーパーコンピューターの世界ランキングで、計算速度など4つの部門で世界一となっているとのことなので、そういう負荷のかかる計算をするにはこの富岳なんでしょうね。

とはいえ、最近たちあがったPLATEAUなんかのニュースをみていると、究極は3D都市モデルとして都市と同じものを仮想空間内でつくって、その建物の中で気象災害なりマスクなりのシュミレーションするとかいうことになるのかもしれないですが、そこにいきつくにはやはりたいへんそうですね。

ニュースを読んで思わず壮大なことを考えてしまいました。(笑)







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とうとう丹下健三も歴史上の人物に







映画ナタリーの記事「「いだてん」新キャスト16名発表!三谷幸喜が市川崑、松田龍平が丹下健三演じる」で知りました。なんと建築家の丹下健三氏が史実の人物として大河ドラマに登場するようですね。ドラマでは松田龍平さんが演じるとのこと。ちょっとびっくりです。
ちなみに、僕はここで取り上げておきながらいだてんは現在のところ見ていません。前回の「西郷どん」のときは見ていましたが、そのときは朝ドラの「半分青い」も時期が重なっていて、それにあわせて「ブラタモリ」まで視聴するとなると、これがなかなか大変でした。ドラマ批評家ではないので、やはり今期は前シーズンの反動がきてしまったという感じです。ただ、大河ドラマにしても朝ドラにしても、のちのちDVDなりオンデマンドなりでも見られるようにはなると思うので、気になれば視聴するかもしれませんし、しないかもしれません。(どっちだ、笑)

話がそれましたね。なお丹下健三氏については、他のドラマでも史実の人物として登場したことはないのかな?と思って調べてみましたが、特にこれといったものはありませんでした。

ただ、NHKアーカイブで生前の丹下健三氏にインタビューしている動画が公開されていました。丹下氏の肉声も聞けますので、下記にリンクしておきます。
→ 丹下健三 | NHK人物録 | NHKアーカイブス

(丹下健三の言葉 / 丹下健三 | NHK人物録 より)
建築は機能的でなくてはいけないというのは当然ですけれども
機能的でしかも醜い建築というのは機能的ではないわけです
醜いということは人間に不快感を与えるわけですから
使っていても不快な建物は機能的ではないわけです
美しくなければ機能的ではないわけです。







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ノートルダム大聖堂の写真からいろいろ







今月はノートルダム大聖堂の大規模火災たいへんなことになりましたね。
僕自身は2002年に訪れたことがあり、写真も撮っていたので、今日やっとインスタのほうに当時撮った写真をあげてておきましたので、よかったらどうぞ。

フランスの大統領が5年で再建なんて言っているそうですが、なおるのかな。
ただWIRED.jpの記事「火災に遭ったノートルダム大聖堂の「未来」は、遺されたデジタルデータが握っている」によれば、レーザースキャナーによって記録されたデジタルデータが残っているそうなので、このご時世らしく3Dプリンタなどで復元とかもありえんるんですかね。
ただ昔風に彫刻作品のように職人によって復元作業するならそれなりの期間はかかるかもしれないので(これは記事の中の『「焼失した建物の職人技は、かけがえのないものです。修復するにしても、まったく同じにはならないでしょう。細かな文脈が失われてしまうのです。石材に刻まれたノミの入れ方や、モルタルに含まれる化学物質の量からも、それはわかるはずです」』という文からも推測できます)、5年というのは昔ながらの方法を使わないのかなとも想像してしまいますよね。

あとは、同じく記事の中で『建物から学ぶことができたはずの材料の風合いや細部の表現、そして多くの知は、炎とともに消え去ってしまった。いつか壁が再建される日が訪れて、その見た目こそ同じだったとしても、すべて失われているのだ。』と、ライターのADAM ROGERSさん(訳:DAISUKE TAKIMOTO)が、本文で書かれているのですが、この気づきはすばらしいなあと思います。







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聖火台が江東区「夢の大橋」に。ではあのモニュメントはどうなるのか







気がつけば昨年のニュースですが、東京五輪の聖火台が江東区「夢の大橋」付近に設置されるという話をきいて思い出したことなど。

実は昨年、見本市でお台場に行った時に、帰りに散歩がてらビックサイトからビーナスフォートあたりまで歩いた時に、この夢の大橋もわたったんですよ。
その際、橋のたもとで仮囲いされている工事現場が見えたんですが、どうやらニュース動画でも聖火台設置場所としてその仮囲い現場を空撮していたので、そこに設置されるためのものだったんですねえ。

ただそうなれば、ニュース動画の空撮映像にも映っていたんですけど、聖火台が設置される場所のまさに真横に、以前に中止となった世界都市博覧会のモニュメントとなるべくしてつくられた「K-MUSEUM・臨海副都心共同溝展示館」がそのまま取り壊されずに残っているんですが、あれどうするんでしょうね。
ちなみにK-MUSEUMについては、archiclue.の建築MAP+(とInstagram)でも地図とともに取り上げていますので、あれどんなだったけという方はどうぞ。

→   『K-MUSEUM・臨海副都心共同溝展示館』







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雪かきロボットなんてどうでしょう







いやはや。
前回からまた時間が空いてしまいました。
それはともかく、強烈な寒波がくるみたいですね。
西日本でも大雪とかニュースではいっているので、みなさんお気をつけください。
そして、タイトルにもあげたんですが、ニュースで雪かきしているシーンが流れているのをみてふと思ったんですが、ロボットが普及したとき、雪かきロボットみたいなものはでるんですかねえ。
人型なのかはたまた違う形なのかまでは想像していませんけど、そういうロボットが開発されて普及するといいなあなんて思ってしまいました。(^o^)
ちなみに、”雪かきロボット”でグーグル検索してみたら、完全なロボットではないですけど、パワーアシストスーツを使っての雪かき作業する実験は過去にしているみたいですね。


動画

あと、このパワーアシストスーツの話をきいていつも思うのは、この方法って足首とか手首あたりにすごく負担かかっていると思うんですが、実際のところどうなんでしょうね。
ちなみに、これ以外にもちらほらと関連ロボットニュースがみつかりましたが、やはり今の段階ではこの方法が一番実用的みたいですね。
ただ、これで屋根にのぼるのは怖そうですが。。(笑)

追記20220904:動画ニュースが、youtubeにて非公開になっていたので、一部その関連のみ修正しました。







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日産のゴーン会長・・・・・。(汗)







夕方からすごいニュースになっとりますね。。
まずニュースでもちらりとでていたコストカットのために閉鎖された日産の武蔵村山工場跡地のことを思い出してしまいましたよ。
たしか今はかなりの部分で広大な更地になっているはずで、CAtが関わっていた計画(プロジェクトMURAYAMAでしたかね)が持ち上がっていた場所だったはず。
あれどうなっているんでしょう。
あとは、テレビニュースなどの大手はもちろん、F1関係のサイトでも報じられていましたね。(記事はリンク先にて
やはりそうですよね。
ちなみに、リンクしたF1-Gate.comさん、かなり誤字脱字多いんですが(海外の記者がそのまま自分で日本語訳して書いているぽい?)、他のレース情報サイトより、ゴシップニュースまで伝えてくれることも多いのでよく見てます。
はてさてどうなることやら。
というかF1(ルノーを含めた)にも影響してくるのかどうかが、僕としては気になるところなんですけどね。
追記20220904:動画ニュースがyoutubeで非公開になっていたため、一部記事に変更を加えました。







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インドの国立水産開発庁の施設がなんとも。(^^)







SNSでも話題になっていましたし、ニコニコニュースの記事でも取り上げられているインドの国立水産開発庁の外観がおもしろいですね。
写真もいろいろ出回っていましたけど、以下の動画がいろんな角度から話題の建物を映していてわかりやすいですね。


動画

アトラクション施設とかならわかりますけど、これ公共施設なんですよね。(笑)
いろんな妄想が広がってホッコリ感満載ですけど、日本では難しいだろうなあというのが大抵の意見だろうし、僕もそう思います。
これは頼む側もそうですが、なによりこういう建物を設計したという設計者側にとっても、これまでの価値観でいえばメリットがないこともあげられるのかなと。
現実の例でいえば、建築家の隈研吾さんの初期の頃の作品であるM2なんかが、すこしこれに近くて、隈さんはM2のおかげで、その後しばらく東京での仕事がなくなったとまで話されているので、そういうことも加味してのことです。
ただ、最近の日本のギスギスした感じ(特に朝夕のラッシュ時など、ここでは外での話です)にホッコリ感を促すには、こういう建物が例えば、山手線から見える場所なんかにあると、おもしろいかなと思ってみたりはしますけど。(笑)







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「CREW 191」。火星移住実験ドキュメンタリーの英語版が放送中







7月にBSで放送された「CREW191 フツーの7人が挑んだ火星移住実験」の英語版が、この土曜と日曜にNHK WORLDで放送されています。

7月にBSで放送された番組は残念ながら見ていないのですが、さきほど放送されたNHK WORLDでの「CREW 191: A Cameraman’s Record of “Life on Mars”」を偶然みたところ、よかったので共有しておこうかなと。

ちなみに、英語版とはいっても大半が日本語流れてますので、聴くのもラクチンです。

内容的には極地建築家の村上祐資さんが参加している火星移住実験プログラム(今回は、Mars Desert Research Station (MDRS) での実地訓練)の模様を取材しているドキュメンタリーのようでした。

なぜ村上祐資さんかといえば、僕が建築学科で勉強していた頃、ひとつ下の学年に彼が在籍していたという話はなんとなく聞いていた(もしかしたら話をしたことがあるかもしれませんが)ので、以前から彼の活動は追っかけていました。
そんな経緯もあり今回も見たという感じです。

NHK WORLDのサイト:
CREW 191: A Cameraman’s Record of “Life on Mars” – Special Programs – TV Programs – NHK WORLD – English

サイト見ると、まだ今日(27日)の19時10分と明日(28日)の2時10分にも放送されるようなので、BSのほうを僕みたいに見逃した方は一見の価値があると思います。

個人的には、番組みながら宇宙飛行士になるには掃除も好きでないとだめだなと思ってみたり。(^^)

なお、7月にBSで放送された「CREW191 フツーの7人が挑んだ火星移住実験」のほうのページもまだNHKのサイトでみれるみたいですね。

ということで、SNSで伝えようかと思いましたが、せっかくのなのでブログで書いておくことにしました。(案の定けっこう長くなりましたね。)







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サグラダ・ファミリアに建設許可







つい最近、サグラダ・ファミリアが、建設開始から136年が過ぎて、やっと正式な建築許可がおりたというニュースが流れてました。

びっくりしたのは、いままで違法な建築工事だったんですね。
ただ支払われた税金は、サグラダ・ファミリア周辺のインフラ整備につかれるようなので、そのあたりの建築物に対する誠実さは向こうらしいかなと思ってみたり。

でもまあ日本でいえば東京タワーが100年がかりで現在も建設中とかそういう話になっていたとすると、かなり国内的にも話題になりそうなので、このスペインでの話もそんな感じのニュースなのかなと。

あとは、このニュースで思い出しましたけど、僕自身もこのサグラダ・ファミリア、十数年前に訪れているんですよね。
当時は若気のいたりで建物についてはさらりと調べた程度で、カメラもコンデジだけ持って訪れてしまったこともあり(これにはすこし理由があって、当時はカメラで写真を撮るよりスケッチすることのほうに気持ちがいっていたこともあります)、その点だけはすこし後悔していますが、それでもいまとなってはあの時行っておいてよかった!という思いがものすごく強いですかね。

ぜひ、というか特に若い子は若いうちに見に行っておくと後々なにかが残ると思いますよ。

そんなわけで、当時(ずいぶんまえですが)、現地のサグラダ・ファミリアで僕自身が撮った写真を急いで探し出して、昨日、インスタに建築写真をあげておきましたのでよかったらどうぞ。

→ @archiclue







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免震や制振装置の検査データを改ざんか?







ニュース{ビル免震・制振装置、検査データ改ざん疑い 全国1千棟}で流れていましたね。

ちょっとちょっと。。

しかも記事読むと、東京スカイツリーでも使われている装置だとか。
「震度6強から7程度の地震でも倒壊の恐れはない」と記事では書いてはありますけど、これ、車の排ガスなんかと違って、どちらかといえば、車のブレーキレベルの生死にかかわる問題でもあるのでかなり気になりますね。

考えすぎですかね?
でもやはり地震に関係することなので敏感になってしまうんですよ。

とにかく専門的な視点でみればなんとか大丈夫なのかもしれませんけど、普通の人にとってみたら、車の話のようにとらえてしまう人もいるかもしれないので心配です。

続報を待ちます。







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「神楽坂のラカグが営業終了」。どういうこと?







今日のヤフーニュースで、「神楽坂のラカグが営業終了 アコメヤに業態変換」なる記事が掲載されていました。

え!神楽坂のラカグがなくなんですか?とタイトルだけみると思ってしまいましたが、建物自体はなくならないようですね。

ちなみに神楽坂の「ラカグ」は、記事にもあるとおり、新潮社の倉庫を隈研吾建築都市設計事務所がリノベーションした2階建ての建物です。
オープンしたのは、2014年10月とのこと。

まあ、たしかになくなるのは早すぎますよね。
お店をひいきにしていた方には申し訳ないですが、建築好きとしては、ほっと一安心かもです。

ということで、今回はこれだけでなく、2017年8月にラカグに訪れた時の写真なども載せておきますね。
写真だけは撮っておいたのですが、まだどこにもあげていないものばかりなのでこの機会にということです。


写真1

ラカグの施設名が書かれたあたりのアップです。(写真1)
もうこれだけで、ここが元々倉庫だったことがなんとなくわかりますよね。


写真2

こちらは、もうすこし引きの写真です。(写真2)
やはりこの施設は手前の階段によって一風変わったデザインに見えるように思えますね。
坂道マニア的にいえば、すばらしい建築ですが、普通の建築マニアからみてもこの階段は印象的だと思います。







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再録:ハイチ地震の建築支援







世界には僕の知らないことがまだまだあるみたいです。

自分の頭の中の整理もかねて、とりあえず(といっても地震関連の話がメインになりそうですけど)、こちらで気軽に書くなりして紹介がてら話をひろげてみようかなと思っています。

そのはじめの一歩として、いろんな地震復興関連の過去ニュースの記事やらデータをとりあげていろいろと思い出してみようということで、まずは去年になにげなくブログで書いたことを整理して再録+加筆してみました。

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突然ですけど、つい最近、辻仁成さんのサイトというか日記を読んでいたところ、知ったことです。
当サイトを見られているかたなら、知っているかたも多いかもしれませんし、つい先日(2010年03月28日)、TBSの情熱大陸にも出演されていたので有名かもしれませんけど、坂茂という名の建築家がいるのですが、その方の公式サイトで、「ハイチ地震支援 仮設シェルター建設計画募金のお願い」なるページがあったので、僕もわずかばかりの力にでもなれればと思い(というより僕なんかがこんなにどうどうと書いていいのかという疑問もありますけど・・・)、今回のエントリ-で取り上げさせていただくことにしてみました。

もともと、坂茂氏は学生時代から好きな建築家の一人でもあったし、ありがちなことかもしれませんけど、後輩が学生時代こちらの設計事務所で数日間バイトを経験していたという話も聞いたことがあるので、ほんのすこしばかりの親近感もあるのですが、そんなことより、なにより、僕自身、神戸での地震経験者でもあるので、こういう坂氏の活動にはただただ頭が下がるばかりですよ。

ということで、なんだか、突然の告知で恐縮ですけど、当弱小ブログでも、わずかばかりのクチコミのきっかけにでもなればと思い、今回は思い切って書かせていただきました。

詳しいことは、公式ページを読んでもらうとして、もしよければ、どうぞ。

→ハイチ地震支援 仮設シェルター建設計画募金のお願い

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上の記事は、ハイチ地震関連のものです。
2011年1月12日に発生から1年がたったばかりで記憶もまだまだ新しいかと思われますが、こちらは僕自身が2010年4月1日にブログで書いたものです。
今や世界的に知られるようになった建築家の坂茂氏のハイチ地震支援の呼びかけのサイトへのリンク記事です。
今もリンク先ページは閉じられてないので、建設は一段落しているのかもしれませんが、募集はしているのかもしれないですね。

あともうひとつ。
YouTubeの動画で見つけたハイチ支援関連の動画です。
なんていうか、僕自身は学生時代に建築を学んだ身でもあるので、まずはそういう視点というかそういうところからいろいろと調べてみようというか、そんな感じで情報集めしていて見つけた動画です。
もちろん僕はこの動画の支援の人たちのようになにかを建設するなんていうだいそれた考えも技術ももちあわせていないわけですけど、とにかくこんな活動をしている人たちが日本にもいるんだなあという感じで見ることだけはできました。

ということで、世界には僕の知らないことがまだまだあるみたいですよ。







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ハイチ地震の建築支援







突然ですけど、つい最近、辻仁成さんのサイトというか日記を読んでいたところ、知ったことです。

当サイトを見られているかたなら、知っているかたも多いかもしれませんし、つい先日(2010年03月28日)、TBSの情熱大陸にも出演されていたので有名かもしれませんけど、坂茂という名の建築家がいるのですが、その方の公式サイトで、「ハイチ地震支援 仮設シェルター建設計画募金のお願い」なるページがあったので、僕もわずかばかりの力にでもなれればと思い(というより僕なんかがこんなにどうどうと書いていいのかという疑問もありますけど・・・)、今回のエントリ-で取り上げさせていただくことにしてみました。
もともと、坂茂氏は学生時代から好きな建築家の一人でもあったし、ありがちなことかもしれませんけど、後輩が学生時代こちらの設計事務所で数日間バイトを経験していたという話も聞いたことがあるので、ほんのすこしばかりの親近感もあるのですが、そんなことより、なにより、僕自身、神戸での地震経験者でもあるので、こういう坂氏の活動にはただただ頭が下がるばかりですよ。

ということで、なんだか、突然の告知で恐縮ですけど、当弱小ブログでも、わずかばかりのクチコミのきっかけにでもなればと思い、今回は思い切って書かせていただきました。
詳しいことは、公式ページを読んでもらうとして、もしよければ、どうぞ。

→ハイチ地震支援 仮設シェルター建設計画募金のお願い

(余談ですけど、坂茂氏の事務所の場所、どうやら、振込口座から判断するとですけど、うちの近所にあるみたいですよ。。)

追伸
そういえば、今月号の新建築でも、坂氏の特集ページがあって、同じように募金募集覧がありましたよ。







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イサムノグチ@Google







知っている方も多いかもしれませんが、今日のグーグルのトップページが「イサムノグチの誕生日」バージョンになっていましたよ。

そうですか、今日だったんですね。

せっかくなので、記念に画像もぺたりと。(この画像はグーグルトップページからの拝借画像です。もし、問題がある場合ご連絡ください。)

この画像をみていると、なんだか日本人がひらがなを頭の中で漢字に変換するのと同じように英語を絵に変換しているように思えてきてしまいましたが、どうでしょ。。

ついでにWikipediaへのリンクも。。イサム・ノグチって誰?なんて人がいれば、もし、いればどうぞ・・・。
イサム・ノグチ

それと、僕が今すぐ思い出すイサム・ノグチ関連の本といえばこれですかね。いちおう僕も持っています。
しかも文庫本です。
イサム・ノグチ―宿命の越境者(上巻)イサム・ノグチ―宿命の越境者(下巻)

ここ最近グーグルがらみの話が多いですが、なんだかちょうどいい機会なので、さらりと話題にしてみました。







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トランスフォームビル







勝手に名づけてしまいましたが、ついこのあいだのテレビのニュースをみていて、おお、そんなのあるんだあというくらいだったのですが、ふと今日そのことを突然思いだし、ちょこっと検索すると、なんとその映像をyoutubeで見つけてしまいましたよ。

なんでも変形する高層ビルがあるとのことらしく、(映像にもあった)DYNAMIC ARCHITECTUREなる設計事務所のHPをみると、「DYNAMIC TOWER 」という名でドバイにできるらしいです。
(詳細はhttp://www.dynamicarchitecture.net/dubai.html)
(↑たぶんこれだと思います・・・。)

あとyoutubeのほうもメモがわりに張っときますので、よかったらどうぞ。

ということで、今回は、ほんとにメモがわりにぺたりと、でした。。







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“強度に問題の建物「判明次第公表」”だそうです







『国土交通省は18日、「強度に問題がある建物は判明次第公表する」として、「個人情報保護の観点から所有者の了解を得て発表する」とした方針を事実上撤回した。今後は危険性が判明すれば所有者の同意がなくても公表するとしている。』
(2005年11月19日 読売新聞より)

最近話題になっているニュースに反応したもののようですね。
でも、いままでは、公表はすぐできなかったんですね。

まあ、建築業界の問題が一気にふきでた事件ではありますかな。
なんとなく、去年の電車事故のひずみと似ているような・・・。

こんなマンションばかりだと、ほんと、地震がおこれば更地だらけ。
すいません、へんなことを言ってしまいました。(汗)

でも、もうおこってほしくないものです。







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「フリーダムタワー」が新デザイン公開







当初案と同じく高さこそ、米国の独立年にちなんだ1,776フィート(約541m)ということですが、デザインは大きく変わったようです。

AP通信によると
「新デザインの同タワーは、より細長くなり、タワーの下部にコンクリートと金属の台座が据えられ、ビル周辺で爆弾テロが起こってもタワーをその衝撃から守ることが可能になる。同タワーの設計は、先月ニューヨーク市警が自動車爆弾に対する防御が脆弱すぎると指摘したのを受けて、設計変更していた。新設計は、米国大使館の安全基準を満たすほど強固なもので、タワーの建設は来年始まり、2010年の完成を目指す。」

要は、セキュリティーの問題や爆弾テロに対して以前のガラスのビルでは、もろくあぶないからということらしいです。

そして、世界で最も安全な超高層ビルになったと、関係者は胸を張っているそうです。

ただ、建築家の磯崎新氏いわく、「今回の設計変更で、ただのふつうのビルになってしまった。もうあまりこのビルについては語ることは少なくなった。」とも言っていたそうです。







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ロンドン同時テロ







「7日午前9時(日本時間同日午後5時)ごろ、サミット開催中の英国の首都ロンドンを襲った同時爆破テロ。「地下鉄の窓が粉々になって、悲鳴と煙が充満した」「手首のない人や、両目から血を流している人もいた」――。2012年の五輪開催決定に沸いたばかりの街は、わずか一夜を経て恐怖と混乱に包まれた。」(読売新聞 – 7月8日より)

この事件は、記録に残しておこうと思い記事にしました。実際におとずれたことのある街でもあるので。
やはり、自爆テロとのこと。
詳しくはネットでいろいろ流れているので、そちらを参考にされたほうがよいかもです。
なんでこんなことをするんだろう?
それにしても、規模がどれくらいなのかネットで情報みただけなので、ちょっとわかりづらいです。昨日はテレビ見なかったので、全体像はまだつかめてません。でも相当ひどいことになっているもよう。
でも大学の同期もロンドンにいるので、心配。一度連絡してみないと(汗)。
東京も東京メトロ(地下鉄)のごみ箱を撤去したらしい。地震の次はテロの警戒ですか・・・。う~ん、心配ごとが多い。

ついでに
「AP通信は7日、テロ対策担当の米政府当局者が、同時爆破テロの計画性の高さなどはアルカイダの手口に共通すると語ったと報じた。

 ブレア首相は7日、サミットに出席した主要国首脳らとともに「野蛮な攻撃」と非難し、団結してテロと立ち向かうとの緊急声明を発表した。ブレア首相の後ろにはブッシュ米大統領、中国の胡錦涛国家主席、シラク仏大統領らが並び、結束を示した。ブレア首相は同日午後、テロ対策の陣頭指揮にあたるため、サミット出席を中断してロンドンに戻った。

 AFP通信によると、ブッシュ米大統領は記者団に「対テロ戦争は続いており、我々はテロリストに譲歩しない」と述べ、米国内で警戒態勢を取るよう指示したことを明らかにした。

 在ロンドン日本大使館当局者によると、日本人が事件に巻き込まれたとの情報はないという。」

((msn)毎日新聞 2005年7月7日より)







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銀座再開発







銀座のほぼ中央で、約9000平方メートルにおよぶ再開発計画が動き始めた。毎日新聞がくわしく伝えていました。

銀座の松坂屋の街区に超高層ビルを建てる計画が進んでいるそうです。銀座はいままで建築物の高さ制限があり、大半の建物が31m以下だったのですが、2002年の法規制緩和で事実上高さ制限が外れ、高層ビル建設が可能となってしまい、その法改正以降、初の本格再開発になるとのことです。

「銀座らしさを大切に」との慎重論も根強く、地権者の松坂屋や森ビルは、周囲の意見を取り込みながら慎重に計画作りを進めるそう2月末には、銀座全体を忠実に再現した500分の1の都市模型を使って、街並みを研究できる「銀座アーバンラボ」を6丁目内に開設したそうです。

関係者に公開し、有識者を招いての勉強会も開き、開発構想を練り上げる。

六本木ヒルズ開発などを手がけた森ビルは「これだけ街全体の調和を大切にした再開発は、恐らく国内で初めて」とも伝えています。







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フリーダム・タワー







スクラップがわりに、一週間くらい前のはなしですが、いろいろな情報(毎日新聞、日経bpなどを参考)をくみあわせてみました。

2001年9月11日のアメリカ同時テロで崩壊した世界貿易センタービルの跡地、「グラウンド・ゼロ」の再開発のシンボルとなっていた「フリーダム・タワー(自由の塔)」のデザインが、安全上の理由から白紙に戻されたそうです。
独立宣言の年にちなんだ高さ(1,767フィート=541m)はテロのターゲットになること(ニューヨーク警察は先月初め、新ビルへの自動車自爆攻撃、特にウエスト・ストリート側からの攻撃に対する脆弱(ぜいじゃく)性に関して懸念を表明していた。)などが理由だそうです。

「フリーダム・タワー(自由の塔)」のデザインは、ベルリン・ユダヤ博物館で有名なダニエル・リベスキンド氏による写真のようなデザインで2009年にビルの完成予定でした。

あとリベスキンド氏は18億ドルのフリーダムタワーの設計料として、84万3750ドルをデベロッパーのラリー・シルバースタイン氏に求め、ニューヨーク州の最高裁判所に提訴していたそうですがその話はどうなるのでしょう?

また訴えられたシルバースタイン氏は、コンペに勝ったリベスキンド氏のほかに、SOMのデビッド・チャイルド氏を設計者として指名してフリーダムタワーの設計を進めているとも言われていましたが、既にSOMが設計変更の作業に入っているそうです。

新設計案は6月末までに発表される見通しで、09年9月の完成予定に変更はないらしいです。







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安藤忠雄設計のJR中央線の竜王駅周辺整備事業







山梨県甲斐市が進めているJR中央線の竜王駅周辺整備事業で、安藤忠雄氏が設計した駅舎と南北自由通路の外観設計図が完成し9日、完成予想図が報道陣に公開されたと毎日新聞が伝えていました。

全体がガラス張りの多面体で、昨年9月に合併した旧竜王、敷島、双葉の3町を一つにつなぎとめる「かすがい」の形にデザインされているそうです。

多面体の外観は、旧敷島町で水晶の原石が採れたことにちなみ水晶の「結晶」をイメージし、また多面体には信玄堤に古くから設置され釜無川の洪水から人々を守ってきた三角すいの「聖牛」への敬意も込められているという、最近の安藤さんらしいコンセプトがあたえられているようです。

またガラス越しに富士山、八ケ岳、南アルプスなどの山並みも望むことができ、これまた安藤氏の定石といえるコンセプトもきちんとふまえていました。

駅舎のみの設計なのか駅周辺地域まで計画にたずさわっているのかは、不明です。

07年度には使用開始の予定とのことです。







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2024年2月更新







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