今回は、ラーメンという言葉。
おそらく、この言葉を聞いてまず思い浮かぶのは、まちがいなくあの・・・。
まあ、食べ物というか、麺のラーメンですかね。
別名、中華そば。(笑)
ウィキペディアでは、
『ラーメンとは、汁(スープ)に茹でた中華麺を入れた日本の料理。』
とさらりと書かれています。
そうでしたか、ラーメンは日本の料理なんですね。
てっきり、中国のものと思っていました。
そういえば、学生時代のフランス旅行で、パリのとある場所にラーメン店があったので、思わず、そこで食べてみたんですけど、そのまずさといったら・・・。
結局、店主の顔というか視線を完全無視して、テーブルにあった醤油やらその他調味料で、独自の味にしたてて、ズルズルと食べてしまったことを思い出してしまいました。。
ただ、このラーメンという言葉、Yahoo!辞書でも調べてみると、『ラーメン:
構造物の部材間の結合が、外力による変形に対して抵抗作用をもつ剛接合でなされている骨組み。剛節架構。』
と、書いてあり、ラーメンといえば、この解説しかでてこなくて、なにやらきちんとした建築用語の解説らしく、ちょっと不安になったので、goo辞書のほうでも調べてみると、
『ラーメン:
〔中国語。本来は引き伸ばして製する麺(めん)のこと〕中国風の、水(かんすい)麺を用いた汁そば。焼き豚・メンマなどを具に添えた醤油仕立てのものが普通。支那そば。中華そば。』
と、もうひとつのというか、一般的に知られているラーメンについても書かれていましたよ。
ちょっと安心。(笑)
ちなみに、Yahoo!辞書は、大辞泉と大辞林の辞書切り替えができるみたいで、上のは、大辞泉の用語みたいです。。
なので、大辞林のほうに切りかえてみると、
『中国風の、水(かんすい)麺を用いた汁そば。焼き豚・メンマなどを具に添えた醤油仕立てのものが普通。支那そば。中華そば。』
とでてきましたよ。(切り替えはややこしいですね。。なので、今後は、大辞林バージョンのみでいくということで・・・。)
それで、今度は、「建築学用語辞典」のほうで、調べてみると、
『ラーメン:
各節点で部材どうしが剛に接合された骨組。外力に対して曲げモーメント、せん断力、圧縮軸力および引張軸力により抵抗する。』
なんてことが書いてありましたよ。
これは、おおかれすくなかれ、ネット辞書の内容と比べてみても、それほど違いがない感じですかね。
こまかいことをいっていたら、きりがないですし、僕自身、専門家ではないので、つっこんだ解説はできないですけど、詳しく知りたい方は、ウィキペディアに、関連内容がありましたので、どうぞ。
→ラーメン (骨組)
ちなみに、このウィキペディアの解説の最初のほうに、「発音は同じではあるが、食品のラーメンとはまったく関係がない。」てな具合で、さらり書いてあったりしているのは、ナイスな一文かもですね。(笑)
ちなみに、この建築用語での“ラーメン”という言葉が、なんでこれまた、メジャーな食べ物のラーメンとかぶってしまったかというと、どうやら、ドイツ語で額縁のことをラーメン(Rahmen)というらしく、そこから形というかイメージが似ていることから参考にされて、この建築用語でのラーメン(いちいち書かないといけないないのがめんどくさいです。。)の語源になったみたいですよ。
まあ、なんというか、外ばかりみて、日本語のことをおろそかにすると、こんなややこしいことになるという(これまた個人的な思い込みですし、こんな例もそれなりにあるとは思いますけど)、いい例なのかもしれませんね。
ということで、僕自身、昔、この建築用語のラーメンがなにかということをはじめて知った時に、なぜグニャグニャのラーメンというのが、あのかたい構造のラーメンと名前が一緒なのだろう?とずいぶん考えたことがあったので、今回はそんなことも思い出しながらとりあげてみましたよ。
※今回利用した辞典、事典
ヤフー辞書
goo辞書
ウィキペディア
建築学用語辞典(第2版)
コメント