今回は中野区役所や中野サンプラザがある東京の中野駅にて現在、大規模な新駅舎の再整備プロジェクトが進行中ということで、このまえ現地を歩く機会があったので、現況と再開発計画の概要についてふれてみたいと思います。
[中野駅前の現状]
写真1
2024年6月現在の中野駅北口の様子です。
正面に仮囲いされている工事中の建物が、今回取り上げる新駅舎のようでした。
新駅舎の開業は2026年予定で、地上5階、塔屋1階というものすごく高層という建物でもないようなので、写真の様子だとだいぶ進んでいるのかもしれないですね。
現在の北口改札は写真1左奥(東側)なので、新駅舎の改札口はだいぶ西側に移動されるようですね
[中野駅の将来とイメージ図]
出典: PR TIMES
PR TIMESでも中野駅新駅舎について告知しているページ「中野駅西側南北通路及び新駅舎整備・駅ビル開発の概要について」があったので、そこから引用させていただきました。(元の資料はJR東日本が発表したものなんですけど、いちおう。)
このイメージパースは、中野駅の北西側、すなわち今の中野区役所新庁舎のある側から見てみたものだそうです。
なので、写真1と同じアングルからの視点でもありますね。
駅前のイメージがだいぶ変わりそうな計画ですね。
なお、新駅舎の詳しい計画内容(どういうテナントが入るかも含めて)については、ショッピングセンター「アトレ」が入るらしいことと5階が後方施設、3、4階が店舗、2階が駅舎及び店舗ということ以外現時点ではわかりませんでした。
[南北通路について]
出典: PR TIMES
新駅舎2階の簡単な平面図も公開されていました。
新駅舎は橋上駅舎ということで、中野駅の南北をつなぐ通路も整備されるようですね。
図面は上が北になっているので、図の左側が新駅舎の改札階のプランのようです。
出典: PR TIMES
南北自由通路のイメージパースも公開されていました。
この絵は、右側が北口、左側が南口なので改札から店舗を見ているもののようですね。
[中野駅南口のイメージ]
出典: PR TIMES
南口の新駅舎と駅ビルのイメージパースも公開されていました。
[駅前広場整備の考え方と整備完了後のイメージ動画]
出典: PR TIMES
中野駅地区整備基本計画の計画図も公開されていました。
簡単な図の味方ですけど、緑が歩行者空間、オレンジの矢印が2階以上のデッキでの歩行者ネットワーク、濃い緑の矢印が地表での歩行者ネットワークとなっているようです。
なので、歩行者目線でこの図をみるなら、この3つを追えばだいたいわかると思います。
最後は、駅周辺の整備完了後のイメージを俯瞰的な絵図とともに説明している動画が、youtube(中野区公式チャンネル)にあったので、リンクしておきます。
【中野区まちづくり】中野駅周辺が変わります(youtube/中野区公式チャンネル)
■内容紹介(youtubeより抜粋)
中野駅周辺各地区において、現在、市街地再開発事業等の様々な事業が進められています。中野駅周辺まちづくりの将来像について、区民の皆様や来街者の方々に共通のイメージを持っていただけるように、整備完了後のイメージをより具体的に可視化するVR*データを作成しました。
*VR(バーチャルリアリティ)とは、平面図、立体模型、CGデータなどの情報を、3Dデータとして表現したもの。
以上、中野駅新駅舎整備の現況と再開発計画の概要についてでした。
今後も、中野駅前の進行状況については見守っていきたいと思います。
関連リンク:
→ 中野駅西側南北通路及び新駅舎整備・駅ビル開発の概要について _ 東日本旅客鉄道株式会社のプレスリリース PR TIMES
→ 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業について _ 中野区
→ 中野駅新北口駅前エリア(区役所・中野サンプラザ地区)の現況と再開発計画の概要 archiclue.