島根県松江市のシンボルであり、全国に12基しか残っていない現存天守の一つ、国宝・松江城。その威風堂々とした佇まいは、単なる権威の象徴ではなく、実戦を想定した冷徹なまでの「防衛の工夫」によって形作られています。
今回ご紹介する「読売テレビニュース」の動画では、歴史のスペシャリスト・若一光司氏が、松江城の至るところに施された仕掛けを鋭い視点で調査しています。特に注目すべきは、天守内部に備えられた「内向きの狭間(さま)」です。これは、万が一城内に侵入された際、内部から敵を狙い撃つためのもの。さらに、現存天守で唯一、天守内に井戸が確保されている点からも、徹底した籠城戦への覚悟が伺えます。
【若一調査隊】防衛の工夫が随所に施された島根県の国宝・松江城を徹底調査(youtube/読売テレビニュース)
また、建築的な側面では、当時の木材不足を補うために編み出された「包板(つつみいた)」や、2階分を繋ぐ「通し柱」を組み合わせた独自の構造が、国宝再指定の大きな決め手となりました。厳しい自然環境から城を守る「黒塗りの下見板」による重厚な外観も、意匠性と耐久性を両立させた合理的な選択です。
先人たちが極限の状況下で導き出した設計の妙を、ぜひ動画を通じて体感してみてください。
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地図
松江城


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