ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開幕とともに、世界中を魅了しているのがその独創的な「聖火台(カウルドラ)」です。イタリアの伝統と革新を象徴するこの造形物は、単なる火を灯す台ではなく、緻密な建築的思考と高度なエンジニアリングの結晶と言えます。
デザインの着想源となったのは、15世紀の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが残した「結び目(Knots)」のスケッチです。何世紀もの時を超えて現代に蘇ったそのデザインは、航空機用アルミニウムを用いた幾何学的なインターレース構造によって具現化されました。
特筆すべきは、その「動き」です。太陽のサイクルを象徴するように、点火に合わせて聖火台が伸縮・開閉するキネティック・アートのような演出は、見る者に深い感動を与えます。直径3.1メートルから最大4.5メートルへと姿を変えるその様子は、こちらの公式映像からもご確認いただけます。
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック、聖火台についての公式映像(youtube/Casa BRUTUS)
この聖火台は、ミラノの「平和の門」とコルティナの「ピアッツァ・ディボーナ」の二か所に設置されました。歴史的な街並みの中に突如現れるこの現代的なアルミニウムの彫刻は、古き良きイタリアの風景と未来志向の技術が同居する「建築の多層性」を体現しているかのようです。
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地図
ミラノの「平和の門」
関連動画
Olympic Torch Relay | The Unveiling(youtube/MilanoCortina2026)
※聖火リレーの全貌とトーチのデザインを世界に向けて公式に発表した時の映像です。




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