高輪ゲートウェイに高級賃貸847戸誕生｜未来住戸やスマート機能も完備

JR東日本が主導する大規模都市開発「TAKANAWA GATEWAY CITY」において、街のレジリエンスを担う居住棟の全貌が明らかになりました。2026年春の開業を予定する高級賃貸レジデンス「TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE」は、地上44階建て、総戸数847戸というJR東日本グループ最大規模を誇ります。この開発は、東京の新しい玄関口となる高輪ゲートウェイのランドマークとして、その建築思想と提供するライフスタイルにおいて、特筆すべきポテンシャルを秘めています。

出典: PR　TIMES

本物件の建築コンセプトに掲げられたのは、「RESONANCE（共振）」。かつての海岸線から望まれた武蔵野台地の水と緑の記憶と、現代的なタワーフォルムを共存させることで、オーセンティックな趣とモダンな感性が響き合う、新たなラグジュアリーレジデンスの提案です。段状の低層部は緑豊かなテラス邸宅の趣を醸し出し、高層棟は都心を望む軽やかな住環境を提供します。

住戸プランは43㎡のコンパクトな住まいから、最大580㎡にも及ぶエグゼクティブ住戸まで幅広く展開。特に注目されるのは、最先端のスマートホーム技術とSuica連携を実装したコンセプト住戸「未来住戸（仮称）」です。これは、単なる高級賃貸の枠を超え、「100年先の心豊かなくらし」を見据えたこの街ならではの実験的な住まいとして位置づけられます。

共用部には「Wind and Sails（風と帆）」をテーマにしたスカイラウンジ、フィットネス、シアタールームなどを完備。居住者専用のテラスからは都心の眺望を一望でき、日常に上質な安らぎをもたらします。

出典: PR　TIMES

サービス面では、エクスパッツ（外国人ビジネスワーカー）に対応した国際水準のホスピタリティとして、24時間多言語対応のコンシェルジュやドアマンを配備。さらに、防災面においては制振構造の採用に加え、ガスと重油で最大72時間稼働するデュアルフューエル式非常用発電機を整備し、高いレジリエンスを確保しています。また、環境性能においても、地域冷暖房施設からの熱源供給と再生可能エネルギー証書の活用により、CO2排出量「実質ゼロ」を目標とする意欲的な取り組みがなされています。

そして、住棟の足元には「東京インターナショナルスクール」が併設されることが決定しており、教育・国際交流の拠点としての機能が一体化。これは、国際都市東京を牽引する広域品川圏の再開発において、居住空間が持つべき「ゲートウェイ」としての役割を、具体的に示しています。