歴史的建造物への照明デザインは、その建築が持つ伝統的な威厳と、現代的な技術による演出のバランスが重要です。大阪・岸和田城の天守閣では、2023年8月に照明がリニューアルされ、最新の光技術が導入されました。
従来のHID投光器から置き換えられたのは、Panasonicの演出用照明器具「ダイナペインター6」です。この更新の目的は、単色のライトアップからフルカラー演出を可能にすること。これにより、天守閣全体を正面から均一に美しく浮かび上がらせるという基本コンセプトを維持しつつ、地域の象徴たる城郭の新たな夜の顔が生まれました。
特に注目すべきは、季節の移り変わりや、地域最大のイベントであるだんじり祭りなど、特定のイベントに応じて光の色を自在に変化させられる点です。光の演出が、歴史的景観を保存するだけでなく、地域の文化やイベントを盛り上げる現代のメディアとしての役割も担っている好例と言えます。
youtube(Panasonic ArchiBiz)で最近公開された動画では、リニューアル後の天守閣が、白色から色鮮やかな光へとドラマティックに変化する様子が確認できます。
岸和田城天守閣ライトアップ | Panasonic(youtube/Panasonic ArchiBiz)
この事例は、文化財としての価値を尊重しつつ、最先端のLED技術を駆使して市民生活や観光に貢献するという、現代の歴史的建築照明デザインの理想的な形を示しています。光の持つドラマティックな力が、いかに建築の存在感を高めるかを雄弁に物語っています。
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参考記事(外部リンク)
岸和田城天守閣ライトアップ _ 納入事例集 _ 電気・建築設備 _ Panasonic
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岸和田城



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