建築家・谷尻誠氏が語るHouse T。町屋の記憶と放射冷暖房が作る「見えない心地よさ」【動画あり】

建築家の谷尻誠氏が自身の住まいとして設計した「House T」は、私たちが抱く「住宅」の既成概念を心地よく裏切ってくれます。本住宅は、地下1階、地上3階建ての構成でありながら、その内部空間には常に「外」の気配が漂っています。

動画の中で谷尻氏は、幼少期を過ごした町屋の、暗がりの中に光が差し込む庭の記憶について触れています。その原体験は、現代の住宅において「中と外が混ざり合った状態」として具現化されました。特徴的なのは、RC造の重厚なフレームと、剥き出しの自然、そして緻密に計算された「目に見えない心地よさ」の共存です。例えば、水循環による放射冷暖房システムの採用など、空気感そのものを設計の対象としている点は、技術と感性の高度な融合を感じさせます。

単なる機能的な箱ではなく、あえて不完全な部分を残すことで、住み手がその場を選択し、使いこなしていく。そんな「実験的」ともいえる自邸の試みは、これからの都市居住における一つの指針となるはずです。


新建築住宅特集2020年12月号|House T|谷尻誠+濱谷明博/SUPPOSE DESIGN OFFICE(youtube/新建築社)

自身の生き方と建築が分かちがたく結びついた「House T」。映像を通じて、その静謐ながらも力強い空間のプロポーションを感じ取ってみてください。

Powered by AI


スポンサーリンク





スポンサーリンク




セレクト(archiclue.内のページ)

都市建築WithMap|from archiclue. / エリアの歴史と未来を繋ぐ「都市建築地図データベース」

都市建築WithMap|from archiclue.
「都市建築WithMap|from archiclue.」では街歩きのガイドとしても使える建築写真と地図を公開しています。


都市建築WithMap|from archiclue.

都市建築WithMap|from archiclue. は、日本の都市における建築の変遷を記録・分析するデータベースです。Googleマップと連携し、建物情報や開発動向を可視化しています。

※掲載内容はすべて運営人(くふらて)が現地で撮影・調査した一次情報にこだわっています。運営人が訪れた「街の現在地」をぜひご覧ください。

archiclue.のHOME&SNS

スポンサーリンク