熊本地震や関東大震災の記録写真が示すように、避難所の環境は100年間、本質的に変わっていません。体育館などの広間に人が密集し、「人目」による大きなストレスや、それに伴う災害関連死が社会的な課題としてクローズアップされ続けています 。
2025年度グッドデザイン・ベスト100プレゼンテーションの動画(インスタントハウス [イージードームハウス])で紹介されている「インスタントハウス(イージードームハウス)」は、まさにこの長年の課題に構造的な解決策を提示するヒントがもらえるかもしれません。
従来の仮設住宅は、建設に数ヶ月の時間を要し、職人を集めるコストも必要でした。しかし、このドームハウスは、職人ではなくても、地域ボランティアを含む誰でもが2人で90分あれば組み立てられるシンプルかつ強固な構造が最大の特徴です。これにより、災害発生から48時間以内の生活環境確保を目指すイタリア式の避難所システム「TKB48」においても、プライバシーの保たれたベッドルームとして採用されています。
利用者は、ドームハウス内部を「蚕の作った繭の中に包み込まれているような安心感」と表現しており、過酷な状況下での心のケアに繋がる快適性も実現しています。
災害後の活用も見据えており、復興後には防災公園や地域のコミュニティ施設としても転用可能。単なる仮設の枠を超え、「建築」の概念を変える、新しい住まいのスタンダードとして注目されています。これは、防災庁の設立も進む日本の防災体制において、自助・共助を促す重要なソリューションとなる可能性を秘めています。
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インスタントハウス [イージードームハウス](youtube/GOOD DESIGN AWARD)
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